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2021夢日記  公衆トイレの珍事  ji-jyo 10月22日


僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは月別にマガジンを作成してあります。

昨日の夢は残念と言うか恥ずかしいと言うかそんな展開だった。

始まりは大きな池のある公園で友人とアメリカンドッグを食べているところからだった。

どちらかと言うと慎重な僕は、ケチャップとマスタードを出来るだけ均等にかけながら注意深くかぶりついていた。ふと隣の友人を見ると、何とも雑にかけられたケチャップとマスタードは一か所に固まり今にも垂れてしまいそうな状態だった。

垂れるよ。それは絶対垂れる。心の中でそう思ってはいたが、あまりにも嬉しそうにかぶりつく友人を前にそんな水を差すような真似は出来ないとも思った。

しかし明らかに垂れることが必然のようにかけらたそれらは案の定、友人の真新しいジーンズの上に儚く流れ落ちて行った。

『うわ! あー最悪だよ。このジーパン買ったばっかなのに。』

『お前さ。そんなかけかたしたらそりゃ垂れるよ。』

『何だよ。そう思ったなら早く言ってくれよ。』

そんなくだらない会話をした後に友人は驚きの行動に出た。事もあろうにその場でジーパンを脱ぎ出し、

『悪いんだけどこれあそこのトイレで洗ってきてくれないか? お前もう食い終わったろ? 俺はまだ食べ終わってないから。』

え!? 君は何をしているんだ? ここは外だぞ。いきなり脱ぐなよ。しかもそのトランクス一丁でそのままアメリカンドッグを食べ続けるのか? それはもはや不審者全開だろ! とは瞬時に思ったが、ちょうど少し催してきたところだった僕は渋々そのお願いを聞き入れた。

公衆トイレには幸い誰も見当たらない。別に悪いことをするわけじゃないが、なんでジーパン洗っているんだよとは思われそうな気がしたので、誰もいないのは救いだった。とりあえずその前に用を先に足してしまおう。

個室に入りズボンをおろし腰をかけると外から集団の声が聞こえてくる。
誰か来たよ。よりにもよってこのタイミングで。あの感じの声は学生たちだろうか。

何もそんな大人数でこんな小さなトイレに来なくてもいいだろう。ああダメだ。なんか緊張してなかなか出ない。すると誰かが僕のいる個室に向かって進んでくる。

『あーなんか腹いてぇー。ちょっと待ってて。』

そんなことを言いながら個室のドアを勢いよく引っ張った。当然鍵のかかった…。ド、アは、開くはずは…。 !?

なんと意味の分からないジーパンの洗浄と用を足すことで頭がいっぱいだったようで鍵をかけ忘れていたようだ。勢いよく開いたドアの向こうには数名の学生。下半身丸出しの僕は慌ててドアを閉め直す。

『す、すみません。』

ドアを開けた学生はそう一言いい残すと仲間たちと笑いながら去って行った。

なんてハプニングだ。まあ。男子学生だったし。別に大したことじゃないけどさ。でもさ。何か、何か惨めな気分になっているのは何故なんだろう。

もう催しててた気配はすっかり消え失せていた。そうだ。ジーパンを洗うんだったっけ。そんなことを思い出したところで今日は目が覚めた。

とんだハプニングだった。急いでいてもトイレの鍵はしっかり閉めようと改めて思う朝だった。

さて、明日も夢日記を書いていこう。


【2021 9月夢日記 ~ji-jyo~】



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ji-jyo
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