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2021夢日記 太陽神と猫神様 ji-jyo 7月20日


僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは月別にマガジンを作成してあります。

昨日の夢はちょっと変でファンタジー感満載の展開だった。

始まりはどこか遺跡跡地となっている観光スポットに来ているところだった。

そこはメインとなる見どころはもちろん遺跡ではあったが、他にも自然を生かしたアクティビティがいくつか楽しめる場所だった。

僕は遺跡を見る為に少し小高い丘の上を歩いていた。
足元はまるでサッカーグラウンドのように綺麗に整備された芝生が続き、辺り一面が色鮮やかな緑に染まっていた。

気持ちよく歩いていると何やら騒がしい状況に出くわした。

『いーやーだ。俺は高いところ苦手なの!』

『おい。田中! もう覚悟決め~や!』

『うるさい! あんたも田中だろ! あーん。やーまーねー!』

聞き覚えのある二人の声にたくさんのカメラ。きっとテレビのロケなのだろう。今からパラグライダーを飛ぼうとしている二人は何故か、アンガールズ田中さんとココリコ田中さんのダブル田中だった。

そんな光景を尻目に僕は遺跡跡地へと足を進めた。

目的の場所に着くと、そこには不思議な建造物が建っていた。

10個ほどの大きな四角い石材が均等に少し円を描くように並べられている。立て看板には【こちらが立ち位置】と書かれていた。

なんのことかよくわからなかったが、看板に書かれている通りの場所に立ってみるとあることに気が付いた。

それまで眩しく見えていた太陽がちょうど1つの石材が遮るようにうまく隠れている。これはきっと太陽の軌跡に合わせて並んでいて、時間によってそれぞれの石材が太陽の光を遮るようになっているのだろう。

面白い建造物だ。僕はしばらくそこでその光景を見続けることにした。

どれくらい時間がたったのだろう。自然の中で気持ちのいい風に吹かれながらどうやら少しウトウトしてしまったようだ。気が付くと太陽は最後の石材のところまで移動していた。
すこしぼやけた視界でその場所をよく見ると、最初見た時にはなかった、と言うよりいなかった少し茶色みがかった白い猫が座っていた。

置物…じゃないよな。本物かな。一見するとどちらとも見えるその猫は微動だにしない。

やがて太陽の光がその猫を照らしたその瞬間、それまでの静止から解き放たれるように大きく伸びをして動き出した。可愛らしいその猫は僕に気づいてこちらに向かって来た。

目の前まで来ると僕の顔を見つめ、鳴き出すのかと思いきや、なんと喋り出した。

『おい。人間。今日はお前の家に泊まる。連れて帰れ。』

『しゃ、喋った!?』

『ワシは猫神様じゃ。そりゃ喋るじゃろ。』

『じゃ、じゃろ? って、猫神様は喋るものなんですか?』

『そうじゃ。まあ、太陽神でもあって、猫神様でもあるというところじゃ。そんなことよりもうじき日が暮れる。早く帰るぞ。』

とんでもない展開だ。でもこれは貴重な体験だ。そう思った僕は猫を、いや、猫神様を抱きかかえると急いで家に帰った。

家に着き中に入ると、猫神様はとても神様とは思えないほどのはしゃぎようで家中を駆け回った。

しばらく走り回ると、ベッドの上に置いてある毛布の上でゴロゴロし出す。

『これはなんじゃ? フワフワで気持ちいいの~。』

そして今度はなんとも幸せそうに目を細めながらフミフミしている。
よっぽど毛布が気に入られたのだなと思ったあたりで今日は目が覚めた。

いやー不思議な夢だった。まあでも、猫神様だろうが、普通の猫だろうが、どちらにしても猫はやっぱりかわいいと思う朝だった。

さて、明日も夢日記を書いていこう。


【2021 6月夢日記 ~ji-jyo~】

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ji-jyo
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