2021夢日記 コメンテーターと気まずい雰囲気 ji-jyo 8月25日
僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは月別にマガジンを作成してあります。
昨日の夢は何となく気まずい雰囲気を感じさせられる展開だった。
始まりは部屋でテレビを観ているところからだった。
何か観たい番組があったわけでもなく、何となく点きっぱなしにになっているテレビを流し見していた。
その時間に放送されていたのはどうやらニュース番組のようだった。一通りのニュースを伝え終わると、間にキャンプに来ている家族へのインタビューするというコーナーに変わった。
キャンプ場には似つかわしくない格好をした女性リポーターが、一組の家族へインタビューをし始めた。
『すみませーん。ちょっとお話し聞かせていただいてもよろしいでしょうか?』
『ええ。はい。』
『今日はご家族皆様でキャンプに来られたのですか?』
『いや、今日は私と子供たち二人で来ました。』
『お子様とキャンプなんて素敵なお父様ですね。』
『いえいえ。そんなことないんですよ。息子は今ちょうど反抗期でして。会話もろくに出来てません。今日もまだ一言も交わしてないんですよ。だからキャンプを通していろいろ感じてもらって…。それで帰ってから口の聞いてくれない息子にメールでいろいろ伝えようかなと思ってます。』
『いろいろと作戦があるのですね。ありがとうございました。ぜひキャンプ楽しんでください。現場からは以上です。』
スタジオに画面が戻るとほのぼのとした空気の中、司会者が感想を語り始めた。
『いやーキャンプいいですね。インタビューに答えてくれたお父様もね、反抗期とは言え息子さんのこといろいろ考えて、後でメールにして伝える、うん。そういうのもいいですよね。メールだと後で何回も読み返せたりしますしね。』
『本当にそうですよね。素敵なお父様です。』
そんな会話のやり取りの後、次のコーナーへ進んで行くのだろうと思い、何気なく画面を見ていると脇のコメンテーターが急に割り込んできた。
『ちょっといいですか? あの後でメールってのはあんまり良くないですね。というか無意味ですね。と言うのも、何かを伝えるときはその時の臨場感が伴っていた方が遥かに相手に伝わりやすいんですよ。ですから何か言いたいことがあるならその場でその時すぐに伝えないと、後でメールなんてあんまり良くないですよ。』
『はい。えーと。なるほど。想いはすぐに伝えると。ありがとうございました。では次のコーナーです。』
コメンテーターのコメントにスタジオの空気が重くなり、引きつった司会者の顏を見たところで今日は目が覚めた。
変なテレビだった。コメンテーターのコメントは最もらしく思えたけど、それは今じゃないだろうと思う朝だった。
さて、明日も夢日記を書いていこう。
【2021 7月夢日記 ~ji-jyo~】