2022夢日記 葛藤と迷いと酒 ji-jyo 1月24日
昨日の夢は自分とはかけ離れた感覚を覚えるような展開だった。
始まりは一見ビジネスホテルにも思えるような民泊をしているところからだった。
部屋の中は小ぎれいに整理されていて殺風景なコーディネートはとても人の家とは思えないまるでホテルのようだった。
それでもところどころに置いてある小さな生活用品は明らかに私物のようだし、決してどれもこれもが新品というわけでもなかった。
どうしてこのような民泊施設に来ているのかわからなかった。それにその場にいてもそのまま泊っていく気はさらさらなかった。ただ少し休ませてもらっているだけ、まさにそんな感覚だった。
部屋を出てキッチンに行くとここはやっぱり他人の家なのだと実感が強まるほど生活感で溢れていた。シンクには少しの洗い物、たくさんの調味料に半分ほど使われた野菜なども置いてありやはりホテル感はない。
でもどういう訳か今は僕の好きに何でも使っていいような気がしてくる。
とりあえず喉が渇いたな。冷蔵庫を開けると扉側の棚に透明な瓶に入った液体があった。これは…。飲みかけだし水、ではないな。お酒だろうか。
まあこれでいいか。他に目ぼしい飲み物はなさそうだし。きっとお酒であろうその飲みものを持って部屋のベッドに戻る。いざ瓶のキャップを開けるとやはりうっすらとアルコールの匂いが漂ってきた。
さっそく飲もうと思い口に近づけたとき急に自分の手が止まり急激に迷いが生じる。
ああ喉が渇いているんだ。早く飲みたいはずだ。いや、でも。今日はここに泊っていくつもりはない。このあとは自分の家に帰ってゆっくり眠りたいんだ。そうするとここでお酒を飲んでしまったら運転して帰ることができなくなってしまう。でも飲みたい。いっそ代行を呼んで家に帰ろうか。でもそんな呼ぶほど家は遠くない。少し酒を口にしたからと言ってまさかそこで運悪く掴まるなんてことは起こらないんじゃないか。いや、でももし万が一捕まったらどうする。そんなバカげた話しはないじゃないか。
だいぶ長いこと瓶を片手に葛藤していた割には気付けばいつの間にか瓶の口は自分の口に運ばれていた。
これは…。うまい。お酒なのだろうけどまるで水みたいだ。今まで飲んだことのない極上の水のようだ。これは本当にお酒なのか。そんなことを考えながら気付けばあっという間に一気に飲み干してしまった。
うまかった。がしかし、飲んでしまった。これで運転をして帰れなくなってしまった。でも本当にそうか? 確かに飲みはした。けれど全くもって酔っぱらってなどいない。今の段階ではこれでも無事に家に辿り着ける自信が大いにある。でももし…。
それからどれくらい葛藤していたのかはわからないが気付けば車のドアを開けて乗り込もうとするところで今日は目が覚めた。
変な夢だった。そもそも僕は普段人の飲みかけのものは飲んだりしないし、お酒も本当にたまにしか飲まない。それに掴まるのはバカらしいから飲酒運転なんて絶対にしないんだけどな。
さて、明日も夢日記を書いていこう。