少額短期保険業に新規参入する理由とは?
2006年に生まれ、近年も参入が相次ぐ少額短期保険業ですが、新たに少額短期保険業を設立する理由はなんでしょうか?少短ナビ事業を立ち上げ中で、過去に少額短期保険業の社長も勤めていた弊社の中江に聞きながら、まとめてみました。
こうして見ると、これから新たに保険事業に参入される事業会社から、保険代理店、さらには生保や損保といった保険のプロまでの、様々な課題の解決策として、少額短期保険業の設立が選ばれていることがわかります。
共通するのは、もっと自社のお客様のお役に立ちたい、お客様との接点を作りたい、という思いでしょうか。
◾️事業会社が参入する理由
本業の事業に付加価値をつけたり、それで儲けたりしたい。
本業の商品やサービスのリスクを減らす保険を作って、お客様に安心して商品やサービスを利用していただきたい。
◾️既に保険代理店をやっている事業会社/代理店が参入する理由
当社のリスクマネジメントに優位性があり、当社扱いの損害率がとても低いが、保険料は他と変わらない。お客さまのためにもっと安い保険商品を作って提供したい。
保険会社に当社オリジナルの保険商品を作りたいとお願いしたがなかなか進まない。
当社のお客さまのニーズに合う補償がない。お客さまのために保険商品を作りたい。
◾️保険会社が参入する理由
生命保険会社であるが、長期の保険なので、売ったらその後、お客様にお会いする理由がない。一年更新の少額短期保険を同時に売り、年に一度お会いする理由を作り、ライフスタイルやご家族状況の情報収集をしたい。
損害保険会社であるが、消費者向け商品のオペレーションのコスト構造が違うので、切り離したい。
実験的な新商品をライトに出すトライアルを高速で実施したい。うまくいった商品は本体の保険会社から改めて売り出したい。
上に挙げたような課題をお持ちの方がいらしたら、少額短期保険業が解決策であると、選択肢の1つとして心に留め置かれると良いのでは、と考えております。
お知らせ
弊社は、グループ企業である株式会社justInCaseでの少額短期保険の運営実績や、保険業界における多数のシステム提供実績を活かし、企業の少額短期保険事業立ち上げをサポートする新事業「少短設立Navi」を開始いたしました。
少額短期保険設立に関するご相談・お問い合わせがありましたら、ぜひお気軽にお声掛けくださいませ。