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NPO自治経営FM(ファシリティマネジメント)事業部

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記事一覧

#19 景観重要建造物っていうのもありますよ。

FMアライアンスの桜井です。 さて、月一の夜会も迫ってまいりましたね。7月21日(日)21時から、皆さんお楽しみ!?の「金を生まない文化財を保存すべきか?(本当は壊したいけど壊せない文化財の闇)」をテーマに、お酒を片手に語り合いましょう。 参加は以下からどうぞ! 文化財については、三宅さん、川口さんの記事で詳しく触れていただいているので、私からは、文化財に似た類の代物である「景観重要建造物」について触れておこうと思います。 三宅さん、川口さんの記事は以下からどうぞ。

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#18 公共施設としての文化財という存在(の処方箋編)

みなさんこんにちは、NPO自治経営で活動している津山市の川口です。 下のリンクは個人用のアカウントで、こちらでも定期的に発信しているので、両方ともフォローもよろしくです。 さて、今回は公共施設マネジメント×文化財の話。 個人用のアカウントで、「導入編」を書いたが、ここではそこからさらに深掘りして、文化財建築に立ちはだかるハードルのことや、そこをどう解決していくかという「処方箋」について書いていきたい。 「導入編」がまだの方は、ぜひそちらから読んでみていただきたい。 また

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#39 公共施設としての文化財という存在(の導入編)

さて、今回のテーマは「文化財」に焦点を当て、公共施設マネジメント×文化財みたいなことについて書いてみようかと思う。 僕が日常的に関わり、仕事の中心にいるのが公共施設(ここでは建築物に限定)という存在であるが、現状のように厳しい自治体財政をいかに健全化すべきかというミッションの基、全国で一斉に考えられるようになった公共施設マネジメントや公共FMの活動。 その活動の一環として、ほぼ全ての自治体で策定されている「公共施設等総合管理計画」において、公共施設の総量を縮減するといった

#17 文化財的な改修工事で思ったこと

自治経営の菊川です。 今年の静岡の暑さは異常ですが、皆さんの所はいかがでしょうか? 実は去年の秋、我が家のリビングにエアコンを設置しました。 これまではエアコンなしで夏を乗り越えてきましたが、もう無理だろうなーということで決断しましたが、本当に決断して良かったです。 脱炭素には逆行してしまいますが、しっかり遮熱したうえで、まずは自分と家族の体調を優先したいと思います。 さて、前々回で三宅さんが文化財の概要について説明してくれましたが、残念ながら自分はこれまで直接的に文化財に

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#16 省エネ基準改悪!? 公営住宅の脱炭素化を阻むものとは….

 こんばんは。脱炭素マニアな地方公務員・梅木です。  さて今回は、公共施設のうちボリュームの大きい施設ランキング1位か2位にどの都市も入ってくる「公営住宅」の脱炭素化についてお話ししていきたいと思います。 1.断熱化を阻むもの(1)公営住宅の断熱基準  公営住宅は、ほとんどの場合、国土交通省の補助金を使って建てられますが、その補助要件がR4年度に改正され、以降に新築される公営住宅はZEH水準で整備されることになっていきます。  これは、2030年に民間建築物も含めてZEH

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#15 さて、文化財の話をしようか!!!w

NPO自治経営の三宅です。 公共FMアングラBarも、7月21日(日)21時から、第4回のテーマは「金を生まない文化財を保存すべきか?(本当は壊したいけど壊せない文化財の闇)」ですよ。これは、私も言いたいことがたくさんあります(笑) 建築関係の制度や補助金などについては、また別途投稿があると思うので、私は、「そもそも文化財って何?」という大枠の話をしたいと思います。 文化財の基礎知識文化財を統括しているのは「文化庁」です。 なので、文化庁の組織図を覗いてみましたw 組織図

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#14 いまさら聞けない。CO2排出量とエネルギーの関係

こんにちは。FMアライアンスの須藤です。 個人的には2回目の投稿となります。 今回も脱炭素をテーマに記事を書いていきたいと思います。 さて、よく脱炭素とか省エネとかいろんな環境用語を聞いたり、使っているけど、その意味がいまいち理解出来ていないという人も中にはいるのではないでしょうか? 私自身、自治体の環境部署に所属しておりますが、上の立場の人でもあまり理解していない人も結構いるため、よく説明に苦労しております。 今回はCO2排出量とエネルギーの関係についていまいち理解できて

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#13 建て替えラッシュに耐えうる自治体は本当に存在するのか。

FMアライアンスの桜井です。 仙台市ではまさにテーマにある通り、公共施設の建て替えラッシュに突入しています。皆さんの自治体でも今まさに同じ状況という場合もあれば、今後訪れる未来だという場合もあるかもしれませんので、参考までに一事例として状況を捉えてみたいと思います。

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#12 公共施設の整備・運営はPFIが一番良い?ビッグプロジェクトに潜むPFIの闇事情

みなさんこんにちは、津山市の川口です。 今回のテーマは、公共施設の整備や運営でよく耳にするPFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)について。 公民連携・官民連携・PPPという用語が使われる際、PPP/PFIといったように、かなりの頻度で抱き合わせ的に使われる「PFI」という単語ですが、この手法の意義や効果などについて今回は掘り下げていこうと思います。 ちなみに今回の記事はNPO法人 自治経営のアカウントで展開している「公共FMアングラBar」という有料のメン

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月イチオンライン夜会「公共FMアングラBar」で話すこれからのテーマ

noteのメンバーシップとともに展開する「公共FMアングラBar」のもう一つのコンテンツ、月イチで開催しているオンライン夜会のテーマを先出しておこうかと思います。 2024年6月以降のテーマですが、現状で予定しているラインナップは以下のとおり。 どれも刺激的なタイトルが並びますが、マスキングなしのぶっちゃけトークを本音で語ろうかと考えています。 ちなみに、オンライン夜会は、毎月第3日曜日の夜21時スタートで、約1時間の尺で開催(Zoom)しています。(2024.5月で2回

#11 現場確認にこだわる僕は、果たして老害なのだろうか。

この4月に部署を異動するまでの9年間、集中的に公共施設の保全の仕事に携わってきました。 今日はその間に感じた保全業務の「効率化」との向き合い方、自分と他の職員との意識のずれについて書いてみたいと思います。 1 公共施設の保全のフローまずは、現在、僕が所属している自治体で行なっている、公共施設の保全のフローを紹介します。 1 公共施設の問題点を把握 ①営繕部門の技師が、自ら公共施設の点検をして、劣化状況を把握 ②営繕部門の技師が、施設所管課にヒアリングをして、施設の問題点を

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#10 日本でZEBが増えない理由とは?

 こんばんは。脱炭素マニアな地方公務員・梅木です。  4/7の第1話「#2公共施設の断熱化はなぜ必要なのか?」に引き続き、公共施設のZEB化についてお話していきたいと思います。  第1話を、まだ読んでいない方はぜひコチラからどうぞ。 https://note.com/jichi_fm/n/n827b0ba7a0ef 1.日本でZEBが増えない理由 前回お話ししたように、ZEB建築は、快適な生活空間をお得に得られるはずなのに、なぜ日本では普及していないのでしょうか。  #7

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#9 指定管理者?コンセッション?公務員でも意外と知らない法律のこと(の後編)

みなさんこんにちは、津山市の川口です。 ではここからはNPO法人自治経営のアカウントを使っての後編。 前編では、「指定管理者制度」と「コンセッション」における両者の法律の違いについて書いたが、後編ではこれをさらに深掘りしていくこととしよう。 前編で両者の違いは何となく理解してもらったと思うが、ここからはさらにマニアックな話。 というのも、津山市にはコンセッション関連で多くの自治体職員などが視察に訪れるのだが、これから書く内容については、ほとんどの方が理解されておらず、沼

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#35 指定管理者?コンセッション?公務員でも意外と知らない法律のこと(の前編)

さて、今回は公共施設に関連する法律の話を少々。 法律というと、何だか難しいことで、仕事ではいっさい縁のないことと思っている方も多いだろうし、日常的に法律と向き合って仕事している公務員にとっても、面白くなくて何だか難しそうと思っている人が圧倒的だ。 僕も若い頃受けてた職員研修で、特に法律と文書事務の話が嫌いでしょうがなかった(笑) そんなこんなで、とっつきにくい法律の話を、今回(前編)と次回(後編)に渡ってお届けしたい。 と言っても、僕は法律の専門家でもないので、難しい話を