JIC日本語教師community~勉強会~
『JIC日本語教師Community』とは、
対象者①:日本語教師の仲間と出会いたい方
対象者②:自分らしい働き方を見つけたい、と思っている方
対象者③:資格や学歴に関係なく、日本語教師として自分らしく仕事がしたい、と思っている方
日本語教師を目指している方、現役日本語教師、どなたでもご参加いただけます。
現在は、誰でも参加できる「交流会」とJICの講座受講生の対象の方だけが参加できる「勉強会」の2つを開催しています。
JIC協会で学んで、日本語教師の方と繋がることができます^^
今回は第1回勉強会の内容をお伝えします。この勉強会は、JIC協会のon-line教材をご購入・on-line教材の講座を受講した方のみの参加条件となっています。今回は特別に勉強会の内容を一部お伝えします。
JICスキルとは
《JICスキル 十ヶ条》
JIC協会の全ての活動には、「JICスキル 十ヶ条」の思いと技術が込められています。固定概念にとらわれない価値観の気づきを広げていきます。
1. 学習者との目的共有をはっきりと
2. 既習・未習関係なく自然な日本語を浴びせる
3. 同じ言葉を何度も繰り返し浴びせて、「慣れる」を効果的にする
4. 既習事項を自然に会話に組み込み、「慣れる」で定着をはかる
5. 生徒の発話は、推測して、途中でさえぎらず、最後まで聞く
6. 説明は「N1はN2です」で、簡潔にわかりやすく
7. 例文は速く、わかりやすく
8. 学習者の背景(文化背景など)を理解する
9. 準備に固執せず、学習者の興味・理解度に合わせて臨機応変に対応する
10.指導法や固定概念にとらわれず、学習者の満足に集中する
JICスキル6. 説明は「N1はN2です」で、簡潔にわかりやすく
今回の勉強会は、JICスキルの6番目の「N1はN2です」を使ってわかりやすく説明するという部分に苦戦する方が多いので、今回はここの練習を行いました。
日本語を英語に変換するのは「翻訳」です。
しかし日本語を日本語に変換することでわかりやすく教えることができます。今回はこの事を学びました。
例えば、「書類は何ですか?」と聞かれてみなさんは何と説明しますか?
日本人に説明する時は、「会社で使う大切な紙の束ですよ。」「会社とかで大切な情報が書いてあるものですよ。」などと説明すると思います。
日本人に説明するのと同じように生徒さんに説明すると、実は非常に分かりにくいです。
理由は、日本語は大切な要素を後に持ってくる性質があり、分かりにくいです。
その逆を言うと、わかりやすい説明は先に大切な要素をもってくることです。これは英語の語順と同じです。
そして最後に大切な要素がきます。その大切な要素は、だいたい「カテゴリー」です。
これを自分の頭の中で考えて最後にくるカテゴリーを考えると、最初にみなさんに聞いた「書類は何ですか?」のカテゴリーは「紙」です。
ですので、JICスキルを使うと、
「先生、書類はなんですか?」
「書類は紙です(N1はN2です)」
とまず言います。そうすると生徒さんはまず紙をイメージします。そして次に、
「会社で使います。たくさんinformationがあります。紙がたくさんあります。」などと、「書類は紙です(N1はN2です)」の後に説明を加えていきます。
このようにすると非常にわかりやすい日本語変換ができます。
このように説明した後、みなさんで日本語変換の練習をしました。
・ポイントカード
・おもちですか
・かしこまりました
・ふくろ
・おつけいたしますか
・けっこうです
・になります
・あちらのほう
・ございます
みなさんならどのように日本語変換しますか?^^
答えは一つではありません。これが実は楽しんですね^^
みなさんで答えを共有して、日本語変換のストックを作りました。
実はこの日本語変換トレーニングは非常に頭を使います。
まとめ
この日本語変換ができるようになると、どんな日本語でも簡単にその場で教える事ができます。
自然な日本語を教える為には固定概念をまず捨てる事から始まります。
そして生徒さんの為に、臨機応援に対応できるスキルが求められます。
JIC協会では、JICスキルを大切にし『日本語コミュニケーションが、はやく上手になりたい!』を、叶えることができる教育者の育成を行っています。
JIC協会で学んだ後は、JIC日本語教師communityで日本語の皆様と繋がったり勉強会をしてスキルアップの場を提供しています。
学んで繋がるJIC協会です。
『JIC日本語教師Community』会員募集
JIC協会では、JIC日本語教師Community会員を募集しています。
会員のお申込みは無料です。お申込みに関しては、こちらからお気軽にお問い合わせくださいませ^^
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