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ASD当事者が生きやすくなる為にめちゃくちゃ考えたら『ポケモンカード』で「べき思考」をコントロールするアイデアに辿り着いたお話し!

こんにちは!
じぶんQUESTのターナーです!

この記事では、自閉スペクトラム症(ASD)と診断された私が、自分自身の生活を生きやすくするために試行錯誤したことによって生まれたあるモノについてお伝えします!
あなたはこんな言葉を多く使っていませんか?

「~べき」「~するのが普通でしょ」「~なのに」

こんな言葉です。
もし、私と同じようにこのような言葉を多く使っている!
むしろ、この言葉ベースで生きているよ!
この言葉を使うのが普通でしょ!

そんなあなたは、もっと生きやすくなる可能性が大きくあります!
ぜひ、最後まで私の試行錯誤をご覧ください♪


この記事で伝えたいこと


この記事では、発達障害者が生きやすくなるために「感情を安定させる」ことが大切だとお伝えし、「感情を安定させる」ひとつのアイデアとしてポケモンカードの『ジャッジマン』を日常生活に使ってみよう!ということをお伝えします。

ゆっくりとご覧ください。

発達障害者(神経発達症)が生きづらい理由

まず、とても大切なことをお伝えします。

自閉スペクトラム症(ASD)をはじめ発達障害(発達神経症)の私達が、生きづらいと感じるのは、生活で困るのは、発達障害者だからではないということです。

困るのは、発達障害という特性を持っていることによって

  • 自分の感情がすぐに不安定になってしまう。

  • 感情が不安定になると相手(社会)とのコミュニケーションも不安定になる。

  • 不安定なコミュニケーションが問題を引き起こす。

このようなプロセスで、生きづらさが生まれるというものです。
これは、YouTubeで視聴した本田秀夫先生の講義での学びです。

そう!
発達障害だから、生きにくいのではない!

つまり
発達障害だから、感情が不安定になりやすい!
だから、感情が不安定な自分や相手を対処できずに生きづらい。
感情が不安定なコミュニケーションでは、良好で安定したコミュニケーションが取れずに自分も相手も苦しくなり生きづらい。

なのです!!

だから、発達障害を持つ人や周りの人達はその本人の「感情が安定する」ように寄り添うことが大切だと考えます。

そして、私なりに「感情が安定する」「感情を安定させる」方法のひとつが

ポケモンカードの『ジャッジマン』をアレンジして日常生活で使う

というアイデアです!

自閉スペクトラム症(ASD)の私の困りごと

私は長年、自分自身を「使いにくい」と感じています。

  • 相手の気持ちがわからない。共感できない。

  • あるペースを守らないと自分の動きが止まる。

  • 言葉を言葉通りに受け止めて、相手の本意に気が付けない。

こんな感じです。
たくさん本を読んで、たくさん映画を観て、たくさん周りの人達を観察して「普通」を学習し社会をサバイバルしてきたつもりが、「普通」を真似しながらだと全然刃が立たないと理解できたのが、ここ最近の1年です。

約1年前にうつを発症し、うつの治療中にASDと診断されました。
ASDと診断されて、ASDの情報収集をしたりWAIS検査を受けたり自分を理解して自分を「使いやすく」動かせるアイデアについてあれこれ試行錯誤してきています。

その試行錯誤のひとつがGeminiを活用したセルフワークブックです。

Geminiで作成したセルフワークブックをやって辿り着いたある気づき

パソコンは昔から好きで、生成AIにも関心がありいろいろと触っていました。GeminiというGoogleのAIを活用して、自分の特性(ASD、WAISなど)といったものを自分で理解するためのセルフワークブックを作って、自己理解を進めました。

その試行錯誤のなかでこのような、セルフガイドブックを作成するためのツールを作成しました。

自己理解を進めていくと、自分の失敗パターンが見えてきました!
それが

「~べき」「~するのが普通でしょ」「~なのに」

という言葉を言っていたり、思っている。
これが、私の失敗パターンです。
後々になってわかりましたが、これを「べき思考」と言ったりするようです。

私は、「べき思考」がデフォルト(標準)だったんです。

「べき思考」が私にとって失敗パターンだと言うのは、この「べき思考」が出て、その「べき」通りにならなかったら私は固まります。
文字通り、本当に固まります。
フリーズします。メルトダウンです。

「べき思考」は強い私のこだわりが関係していることが多くあります。
正義感、愛情、倫理観、論理性、整合性、統一性。
私が、生命維持本能レベルで大切にしているだろう価値観と関係しています。
だから、「べき思考」が実現されないと生命の危機を感じているのだと思います。

「~べき」「~するのが普通でしょ」「~なのに」

たくさん日常生活でフリーズしながら
あぁ~、めっちゃこの言葉を使ってる~。
その時はわからなかったけど、またこの言葉を考えてたな~。
と少し客観的に見ることがゆっくりと時間をかけてできるようになりました。

すると、あるアイデアが思いつきました!

長男と遊んでいたポケモンカード。
そのなかでも『ジャッジマン』というカードが思いつきました!
「~べき」「~するのが普通でしょ」「~なのに」
という思考は手放したほうがいいのは理解できたので、『ジャッジマン』のジャッジという私が判断(ジャッジ)していることやカードの効果として持っているカードをすべて手放して新たにカードを引くという行為が私の持っているカード(思考)を手放して、新たなカード(思考)を引くという目指したい行為とシンクロしているんです!

でも、せっかくなら自分なりにどんな行動で発動しどんな効果として使うのかをアレンジしてみようと考えて自分なりの『ジャッジマン』をアレンジして作成しました。

『ジャッジマン』を自分なりにアレンジして作った

自分なりにアレンジした『ジャッジマン』がこれです。

このイラストを印刷して、財布に入れてスキマ時間に取り出し眺めたりカードの感触を覚えるようにしています。

「のに」「べき」「でしょ」というフレーズを自分が言ったり、考えたりすると頭のなかでこの『ジャッジマン』をパシッ!と発動させます。
「のに」「べき」「でしょ」思考を頑張って頭のなかのカードの山札に捨てる。手放します。
そして、1番の「愛する」を実行してみます。
この1~4番は、「じぶん」を使いこなすために長年学習してきたり訓練してきている内容です。
こうやって、「べき」がバトルフィールドに出てきたら『ジャッジマン』を出して1~4番のどれかを効果として実行します。
プログラミングみたいに、条件付けをし「自動思考」をコントロールするアイデアです。自分にしっくりくるアイテム(ポケモンカード)を使うことで堅苦しさを軽減することを狙っています。

『ジャッジマン』を日常生活で使って起きた変化

『ジャッジマン』を使って日常生活を暮らしてみました!
約1ヶ月、意識的にジャッジマンを発動させてみたんですが大きな効果がありました!
体感として、自分のペースが乱れて固まったり、妻とのコミュニケーションエラーでフリーズしたりといったメルトダウンが10分の1くらいになりました。
メルトダウンしてしまっても、身体を動かすために必要だった時間が短くなりました。ジャッジマンを再起動ツールとして機能させることができると1日中、寝込んで回復していたことが、数分~数時間で切り替えられる効果がありました!
ジャッジマンを意識していくと、「べき」というフレーズが現れる前に、私は胸のあたりが「ざわざわ」するんだと気が付きました。
「ざわざわ」を意識的に観察すると、「べき」だと考えている。
そんな、今までは気がつけない段階で「べき」を見つけてジャッジマンで行為を目指す行為に修正することができる。
『ジャッジマン』は、私にとって大きな効果を感じられるアイデアでした!!

『ジャッジマン』の弱点

だから、ジャッジマン最高!!
これで何もかもスムーズに生きられる!!
いぇーい!!
とはなりません。

ジャッジマンには弱点があります。

めっちゃ疲れる…

とても疲れるんです…

常に「べき思考」が出てこないか、気を張る。
「べき思考」が出てきたらジャッジマン!!!と元気よく自分の思考を切り替えて、行動も修正する。
エネルギーが必要です!
約1ヶ月意識的に『ジャッジマン』を使っていましたが、4週目には明らかに身体がダルくなり、日中の活動量が通常時の3分の1くらいに減りました。それくらい、エネルギー消費が大きなものでした。

でも、できたら大きな効果があります!!

このままでは、やっていけない。

なので、ジャッジマンを使用するルールを変更するようにしました!

『ジャッジマン』を使うルールを改善

「べき思考」は私にとって価値を感じているモノに対して向けられる思考です。
私が、生命維持本能レベルで大切にしているだろう価値観と関係しています。
だから、『ジャッジマン』で強制的に捨てないといけないという行為に私は少なからずエネルギーを消費していたんだと気が付きました!

ポケモンカードで言うと、「べき思考」は私にとって「伝説のポケモン」くらい重要で、強くて、手放したくないカードなんだと理解しました。

では、どのようにすると日常生活で『ジャッジマン』を無理なく使えるのか考えました。

答えは、「伝説のポケモン」は本当は「メタモン」だった。
です。

強いぜ!とキラキラしている伝説のポケモンカード(べき思考)は、よく見ると「メタモン」が変身しているだけで、実際は強くないカードの場合がほとんどです。

「べき思考」が出てくると、まずこの「べき思考」を観察します!

「べき思考」がどこで発生していたのかをゆっくり観察すると、いろいろと分かることがあると思います。

あぁー、私は不安だったんだな。
あぁー、あの人だけズルいって思ったんだな。
あぁー、私はこの方法で妻を喜ばせたかったんだな。
あぁー、私はこの子に幸せに生きてほしいと考えてのことだったんだな。

そうやって、「べき思考」をよく見ると私のやわらかな感情が形を変えたものだったんだなと気がつけます。
キラキラで強そうな「伝説のポケモン」は、柔和な顔をした「メタモン」の“へんしん”した姿だったことがほとんどです。

さぁ、ここで『ジャッジマン』を使うのです!
「伝説のポケモン」が手札から無くなるのと、「メタモン」が手札から無くなるのとでは精神的ダメージが違います!
メタモンならいいかって手放して、自分の目指す行為に修正するんです。

そうすることで、『ジャッジマン』を使うエネルギーを抑えて日常生活で無理なく使用する。
こうやってルールを改善して、『ジャッジマン』を使ったり使わなかったりして「じぶん」を使いこなす練習を日々しています。

この『ジャッジマン』のアイデアが少しでも、あなたの生きやすさに繋がれば嬉しいです。
あなたなりの切り替えツールを考えてみてください♪

まとめ

今回は、自閉スペクトラム症(ASD)である私が自分自身の特性を学習するうえで考えたアイデア『ジャッジマン』について紹介しました!

ポイント

  1. 発達障害(発達神経症)の生きづらさは、【感情が不安定】によるもの

  2. 検査や診断ツールを使って自分の【失敗パターン】を見つける

  3. 【失敗パターン】を切り替えるアイデアを考える(切り替えツール)

  4. 切り替えツールを具現化する

  5. 切り替えツールを実践・使用する

  6. 切り替えツールの運用方法を調整し実践・使用する

上記のことを、私はGemini(GoogleのAI)と『ジャッジマン』というアイデアで行っています。

ぜひ、あなたも自分にできそうなことからトライしてみてください!

一緒に「じぶん」を使いこなす日々の冒険
じぶんQUEST
を進めていきましょう!!

最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
また別の記事や動画で生きてお会いしましょう!

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