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自分と相手を大切にする自己表現 ~アサーション~

1月に、勝手に自分の掘り下げテーマにしていた「自他境界」。

相手との間の柵の存在を知った今。
自分の領域を守り、相手の領域にも踏み込まないために…今度はそれを実現するための「コミュニケーション」が必要だ!と思い立ち、2~3月は合間を見て「アサーション」について知りたいと思っていました。

アサーション(Assertion)とは、相手を尊重しつつ自分の意見を伝えるコミュニケーション方法の一つです。https://jinjibu.jp/keyword/detl/302/

そしてついに先日の一人朝活でアサーションについて一歩踏み込んでみたのですが…「目から鱗」の連続!

今日の投稿では、そんな「アサーション」について私なりの理解で簡単にご紹介したいと思います。


「アサーション」は単なる「伝え方」ではなかった!

以前から「アサーション」について軽く知ってはいましたが…まず最初にハッとさせられたのは、アサーション=「主張の方法」ではなかった、ということ。

伝え方はもちろん、「自分の思いはどう受け止められたか?」「相手の感情や気持ちはどういうものか?」まできちんと受け取ることも含めて「アサーション」
「自分の気持ちが届いて主張が通った」ことが成功ではなく、それに対してもし相手が難色を示してもそれをこちらも受け止めてコミュニケーションを重ねていく。それもまた「アサーティブなやりとり」なのだ、と。

まずここに衝撃を受けたのでした…。

最大限に心を砕き、考え尽くして投げたボールを相手が首をひねりながら受け取った時、
「アサーティブに伝えたのになぜ!?」とイライラしてましたが…
それはアサーションとは言えなかったのですね……

人との関係における大前提

そもそもアサーションでの大前提は、「誰もが自分らしくあっていい」。
つまり「自分の気持ち・考えを表現していい」のであり、それは「相手も気持ち・考えを表現していい」ということ。

だから、相手との間で葛藤も生じるけれど、そこは互いに理解し歩み寄ってこそアサーティブなコミュニケーションが 実現するわけです。
だから、「言ってはいけない」「断ってはいけない」ことなんてない。
「言っていいのかな?」ではなく、「どう伝えようかな?」と考えるべき。

それでも伝えるかどうか迷ったら……「私ではなく他の人だったら、それをやってもいいかな?」と考えてみることを勧めていました。

なるほど!自分事と考えると必要以上に慎重になったり臆病になったりするけれど、自分と切り離して考えてみればいいのか!

「伝え方」を考える前に

さて。ここまでの教えに背中を押され、「じゃぁ伝えてみよう!」と思う前に、一つポイント。

それは、「どうするか」「どう伝えるか」の前に、「自分はどうしたいか?」と考えるのがとても重要だということ。

そのうえで、

  • 具体的なアイデアを提案する

  • 「気持ち」ではなく「客観的状況」を共有する

のが大切なポイントになりそうですよ!


イライラしがちなみなさまへ

そして。

イライラ体質の私に効き目のあったもう一つの言葉がこれ。

感情は自分のもの

つまり、相手のせいではない。自分がそれを選んでいるだけ。

「自他境界」で衝撃を受けた
「相手の感情に責任を取らなくていい」に
ここでつながったときの感動といったら!!

そうか~私はイライラしぃで、それは「あんたのせいよ!」って思いがとても強くて、だから相手の感情も「私のせいだ!」って思っていて、勝手に責任を持とうとしていたんだ…!

イライラは、自分の「信号」。
それがいい悪いではなく、そういう「特徴」があると理解したうえで、「イライラをぶつけるのではなく『気持ち&願い』を伝える」べし!!


おしまいに

ふぅ~…マインドマップで読書メモを取りながら、60~90分で一気読みした今回の一冊。
昨日はこのサイトの更新をお休みしたのですが…それもこれも、予定が超みっちりだった一日のわずかな朝活時間で、この一冊を読むことを選択したから。そんな自分の選択にハナマルです!

薄くて読みやすくて、アサーション入門書としてとてもオススメ。人生の糧となるエッセンスが濃密に凝縮されていましたよ。新たな環境で人との出会いも多くなるこれからの時期。一度読んでおくと、人間関係を予め明るく照らしてくれる…かもしれません!

▼今回わたしが読んだ本

2021年12月、WordPressでWEBサイト「じぶん実験室」を立ち上げましたが、2023年6月より、noteにお引越しを始めました。

2021年12月~2023年6月の記事は、WEBサイトに掲載していたコンテンツをそのまま移行したものです。

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