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二十四節気~立春、雨水~

2025年2月の流れ

二十四節気(東洋のカレンダー)では15日ごとに節気があり、今年は2月3日~が立春、2月18日~が雨水です。

西洋占星術でみると、立春はみずがめ座の後半期間にあたり、雨水はうお座の前半期間にあたります。2月は12日がしし座満月、28日がうお座新月です。

数秘術でみると、2025年2月は数秘9の年、数秘2・11の月です。数秘術でみる2月の流れは、3か月予報をご覧ください。

・春の季節

立春から穀雨までの期間が春の季節となります。

まだまだ寒い日(陰のエネルギー)が続いていますが、冬至をすぎたところから陽のエネルギーが少しずつ増え、日が昇っている時間が長くなり、また気温も上がっていきます。

地中で春が来るのを待っている生物たちは、徐々に増えてくる陽のエネルギーを感じとり、地中から地上へと少しずつ行動を始めます。これは人間や世の中も流れも同じで、春(新年度、新生活)にむけて少しずつ動き始める時季ですね。

[上昇]の陽のエネルギーが強まると活力や感情が高まりますが、まだ[下がる、じっとしている]陰のエネルギーの方が強いため、頭(思考・気持ち)と身体(行動)がアンバランスな期間でもあります。思うようにいかないと感じるのは、どちらかに負荷がかかっているから。リラックスモードにして、身体も心も緩めてみてください。

陰陽のバランスがとれてくるのは3月あたりで、春分(今年は3月20日)に陰陽のバランスが偏っていない中庸の状態になり、ここから陽のエネルギーの方が強くなる時期に入っていきます。

今はウォーミングアップ期間、計画を立てる期間、身の回りをととのえる期間として活用してみるといいと思います。

・立春:2/3~17

 第1候 2/3~7 東風解凍(はるかぜこおりをとく)
 第2候 2/8~12 黄鶯睍睆(うぐいすなく)
 第3候 2/13~17 魚上氷(うおこおりをいずる)

まだまだ寒そうなワードですが、氷が解けて水へ…陽のエネルギーが少しずつ増えてきていることを示す表現です。

・雨水:2/18~3/4

第4候 2/18~22 土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)
第5候 2/23~27 霞始靆(かすみはじめてたなびく)
第6候 2/28~3/4 草木萌動(そうもくめばえいずる)

立春での水も土を潤し、草木も芽生え始めるという期間です。

この期間の体調

[上昇]の陽のエネルギーが少しずつ強くなることから、身体にも上の方に熱があがりやすく、「上半身や頭部」「表面にあらわれる」症状が起こりやすくなります。身体の上の方に熱が上がると下半身は冷えていくため、春の季節のアンバランスは身体にも生じます。

【上がる:熱】
目のトラブル、自律神経の乱れ、吹き出物・肌荒れ、黄色っぽい鼻水、頭痛・肩こりなど
【下がる:冷え】
冷えのぼせ、水っぽい鼻水、爪の割れ・欠け、足がつるなど

おすすめの対処法

私が取り入れている対処法をご紹介します。

・耳まわしで緊張を緩める

耳には全身のツボがあり、耳まわしをするだけで全身の血のめぐりが良くなると言われています。同じようなことは足の裏でも言われますが、寒いとなかなか行動に移せない…です。
耳ならばすぐにできるし、体感として顔や首の緊張が緩むので、身体の上の方に上がる熱を緩和する効果があると思います。

・下半身や足元をあたためる

当たり前ですが、上昇していくということは「下から」上へあがっていくので、下(土台)がないと上がれません。下が冷えて弱っていると、上へ伸びていくエネルギーの元気も弱くなってしまいます。足元や下半身をあたためて、全身のめぐりをよくしましょう。

レッグウォーマー(できれば化繊ではないもの)はおすすめです。身体を冷やす邪気は3つの首(手首、足首、首)から入ると言われますが、その一つである足首を守ることができます。夏場もエアコンの冷気があるので、年中使用しています。

また、寝るときは靴下は履かず、レッグウォーマーをして寝るようにしています。足先が冷えていると靴下は湿っていき、その湿り気がさらに身体を冷やします。

寝るときに足元が冷えて寝れない方は、下半身部分の布団の枚数を増やすのがおすすめです。ちなみに私は布団の間にバスタオルを重ねて調整しています。かさばらないけれど温かいので、これで靴下を履かず寝れるようになりました。(先ほどの挽回ではありませんが、)寝る前に足の指をまわしておくと、血行もよくなるので、寝やすくなるかもしれません。

陰陽のバランスが不安定で身体も心にも負荷がかかりやすい時期。
とにかく緩めることが大事です。
無理せずできる身体を温める方法を見つけて、お過ごしください。

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