灰色の日は、「ただのわたし」を生きることにする
周りにある何もかもが灰色に見える、心が乾いてささくれ立つ日がある。
小さな違和感が、乾いた自分の心に「カーンッ」と大きな不協和音を立てて響く。普段ならさらりと流せるようなことが引っかかり、そんな自分に対して「はあ」とため息をつく。
重たい頭を上げて、わたしを抜き去っていく人々へ目を向ける。みんな立派な社会の一員という顔をして、うまくやっているように見える。
どうしてわたしだけ、こんなにダメなんだろう。
やさぐれた気持ちをどうにかしたくてコンビニに入る。自分の機嫌をとる