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HSP・HSC・繊細さんに属したくないなら、抵抗してよい【健康エッセイ】


・もしHSP、HSC、繊細さんと言われていたら



私は学生の頃から、刺激に過敏に反応していました。

・光をまぶしいと感じる。
・扉の開閉音が気になる。
・ちょっとしたことに、びっくり仰天する。
・服や髪が肌に触れるのが、嫌。
・ちょっとした、人の言葉や視線が気になる。
・ストレスがかかると、すぐ具合が悪くなる。

当時は、HSPHSC、繊細さんといった言葉が、まだ日本で普及していませんでした。

でも、もしあったら、周囲は私をそう認識したと思います。

それに対して、きっと私は反発したのではないだろうか。



・反発心を持ったとしても、長くは続かなかったと思う



もちろん、そう言われて楽になる人もいるでしょう。

でもたぶん私は、苦しくなったと思うし、悔しさも感じたと思う。

「あなたはそういう風に生まれてきたんですよ」

「それがあなたの生きるべき世界なのですよ」

そうやって、自分の性格や特性を
外から決めつけられることに、抵抗を感じた気がします。

その一方で、反発心を持ったとしても長くは続かなかったのでは、とも思う。




・カウンセラーにまで「体質や気質」と言われたら八方塞がり


当時の私は、体のだるさを抱えていました。

頭痛や不眠などもあった。

いわゆる不定愁訴系です。

だから病院に行っても、精神的な問題ですね、と言われてしまう。

家族からも「繊細でちょっと気難しい子」と思われていました。

もしこの状況で、カウンセラーさんにまで「体質、気質の問題ですね」
なんて言われたら、もう八方塞がり。

私は、原因追求することを諦められてしまっているんだ。

そんな風に気力を削がれて、無力感を覚えたかもしれないですね。

気持ちを押し殺して、受け入れるしかないと、自分を納得させ始めるかも。




・過敏さを解消できた人がいると発信していきたい



今、私の過敏さはかなり消えています。

視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚といった五感がそこまで刺激に反応しなくなっています。

不快だなぁと思うことはあるけれど、体調が悪くなることはない。

それは、脳に問題があることが分かったから、というのは確かにあります。

それに加えて、人として弱いわけではないんだと思えて、自分を責めなくなった解放感もあるからかも。

かつての私にどう声をかけたら、
気持ちを楽にすることができるだろうか。

考えるけれど、良い言葉は見つかりません。

けれど、希望を届けることはできるかもしれない。

「原因を探し続けて、過敏さから解放されつつある人が、ここにいるよ!」と。

それによって、気持ちがほぐれるかもしれない。

同じように、私の存在で希望を感じてくれる人がいると信じて、これからも自分の経験を発信していきます。

※ヘッダー写真は、クリエイターさんの画像をお借りしています。
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頑張りたい理由がある人へ | ジストニア体験者・研究家 永松ひさこ
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