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同じことばっかりで悩んでいる、と言われても【健康エッセイ】


・同じことばかりで悩んでいた過去



大学生の頃、友達に言われたことがあります。

「ひさは、いつも同じことで悩んでるよね」と。

いい加減そのことで悩むのはやめなよ、と言いたげでした。

自覚がなかったので、ハッとしました。

自分は良くないことをしてしまっている、と。

それから時が経ち、発病してから、日記を書くようになりました。

最近、その頃の文章を振り返ることがあります。

すると、ここでも結局、同じことばかりで悩んでいる自分がいました。

来る日も来る日も、同じ内容が続く。

何をしていてもその考えが頭を離れなくて、睡眠にも影響しているようでした。


・ 頭の中を書き出すことは、お勧め!



そういうわけで、今日の記事では、
「同じことばかり考えてしまうなら、頭の中の思考を全て書き出しみて!」
と勧めようと思っていました。

その方が、良いことが多いと思うから。

たとえば、悩み過ぎてぼーっとする脳に血が巡って、スッキリ感を味わえる。

それから、頭の中の全体像が見渡せて、何に1番悩まされているのかがわかりやすい。

あとは、人生の貴重な時間を、悩むべきことに費やせるのも良い。

過去のnoteでも、思考を書き出すことの大切さに触れています。

けれど、いざ記事を書こうとすると、文字を打つ手が止まってしまうのです。

同じことと言っても、本当に同じなのだろうか?


・でも、同じことで悩むことは悪くない



過去の日記を読んでいると、確かに似た内容ばかりを書いていました。

けれど、まったく同じではない。

しっくりいく言葉や
しっくりいく考え方を、
探しているように感じます。

それはまるで、少しずつ穴を掘って、宝物を探そうとするかのよう。

きっと、大学の時の私もそうだったのだと思います。

人の悩みは共感できることもあれば、そうでないこともありますよね。

共感できる時は一緒になって悩めるけれど、そうでない時は相手の悩みを「些細なこと」と感じやすい。

だから、同じことで悩んで、と言ってしまう。

友達にとっても、今の私にとっても、その時々の私の悩みは些細なこととして映ったのだと思います。

けれど、当の私にとっては、その悩みはすごく大事なわけで。

時間がかかっても、いろいろな角度から考えたかったのだと、当時を振り返っています。

だから、今の私から過去の私に言えることがあるとするならば、同じことで悩む事は全く悪くないよ、ということでしょうか。

ただ、その上で、悩みすぎてあまりにも辛くなるようなら、やっぱり頭の中のことを全て書き出してみるのは手だよ、ということは添えたいですね。

日記の中の私は、あまりに悩みすぎて、どつぼにはまっている様子でした。

視野が狭くなって、考えもどんどん凝り固まっている様子。

精神的にもかなり追い込まれていて、読んでいて胸が痛かった。

なので、同じことで悩んでも良いけれど、全体像を見渡しながらだと
もう少し楽に悩めるかもよ
、と伝えたいです。


・分かった気にならないように、もがく時はもがきたい



今でも私は、ほぼ毎日日記を書いています。

けれど、かつてほど心の葛藤が見られません。

けっこう淡白な内容。

それは、あらゆる悩みが解決されているからだろうけれど。

でも、もしかしたら、わかった気になってしまっているからではないか、という考えもよぎります。

かつての私がたくさんもがいたからこそ今の私があるように、今の私も、もがく時はもがいて、未来につなげていきたいなと思いました。

※ヘッダー写真は、クリエイターさんの画像をお借りしています。
ありがとうございます😊

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