【中国】シブいイメージの中医学を若者に普及させたマーケティング術
中医学とは、いわゆる漢方とか薬膳のことです。気をコントロールして、食べ物などで対処していく昔ながらの医療ですが、日本でも昨今注目を浴びております。
Xでも大人気のリョータ先生をお招きしたこの動画が最高に分かりやすいです!(自画自賛)
中国だと言葉選ばなければ若干「古臭い」「とっつきづらい」というイメージが広くあり、西洋医学の方がポピュラーになっている状況です
ただ、リョータ先生のお話をきいていると、本当に昔の人は人体の仕組みを理解して、出来る最善の対策を日々摂取するものでしていたんだなと思いますし、現代でも科学的に効果が証明されているものも沢山あります。
そんな漢方が、中国で局地的に若者に大人気という記事がありましたので内容かいつまんで紹介します!
中国では今、ナイトタイムエコノミーが急速に成長しています。市街地中心部で、飲食できる屋台が大量出店して「夜市」を形成し、賑わいを創出しています。
そんな夜市が、中医学とコラボしたのが発端です。新華ニュースによりますと、
と、盛況ぶりが写真と共に掲載されています。
こんな現象が起こったことの理由は以下の点が考えられます。
①マーケティング手法の変化
②マンネリ化を打開する本物進出の強さ
①に関しては、中国のトレンドをキャッチできる小红书(RED)で「夜市中医」と検索すると見えてきます。
非常にポップなサムネが多くあり、若者が今の時代に合わせて発信しています。有名インフルエンサーを呼ぶ場合もあれば、マイクロインフルエンサーを呼び込んで記事制作を依頼することもあります。
この手の口コミ記事の発信は、日本のインバウンドでも必須となってきますので、興味ある方は是非弊社にお問合せください!
そして②は「ホンモノ感」です。中国は何かが流行ると一瞬にして様々な地域がマネし始めます。そして起こるのは全国的なブーム!ただ、なかなか長続きしないのが課題です。
流行に乗ることで賑わいができると確かに人は集まるのですが、核となるコンテンツが無ければその賑わいは長続きしません。
そこに「中医学」という学びの深い「軸」ができたことが大きく、若い客層を求めていた中医学の先生は、営業活動の一環として専門知識を携えて現場に来ることができるようになりました。
無料のイベントとは言え、単発で終わらないのがヘルスケア事業。若者にとっても、興味はあるけど触れたことのない中医学に気軽に触れられる場として、非常に良い機会提供に繋がっています。
流行っているプラットフォームに、若い人が触れたことのない業界が、その形に合わせて参入することで、若者の警戒心が解け、新規顧客獲得に繋がっている。日本でもよくあるやり方ですが、中国はそのきっかけが「夜市」であり「RED」である、この二点は是非覚えておいていただければと思います!
本日はここまで。謝謝閲読!
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