読書メモ27

131.巻き込む力がヒットを作る 想いで動かす仕事術

スター選手じゃないひとでも名監督になれるかもと思える本

フジテレビのプロデューサーの村瀬健さんという方がどうやって仕事を進めていくか紹介している本です。

村瀬さんは数々のヒットドラマを生み出している名プロデューサーだそうで、仕事の中で何を大切にしているか興味があって読んでみました。

正直な話、自分はドラマに明るくないので空前の大ヒットを記録したと紹介されていたドラマも聞いたことなかったし、特別インタビューを受けていた俳優さんもあんまよく知らなかったんですが、だからこそ盲信せずに読めたというか、素直に読めてよかったです。

この本を手に取った理由でもあるんですが、村瀬さんも言っちゃえば一人のサラリーマンで、会社の中でのものづくりの立ち回りかた、推し進め方の話をしているので非常に参考になる部分が多かったです。やはり、自分の名前を冠する事務所を持つようなスタークリエーターの仕事術よりだいぶ身近に感じられてよかったです。

細かな考え方が気になる人は実際に読んでもらうとして、タイトルにある通り、一貫して「人を巻き込む」ことを重点に置いているようでした。仕事は効率化が求められる部分は少なくないですが、実際に会って話したり、雑談の中でアイデアが生まれたり遠回りに見えることに意味があったするあたり、自分もすごく大事にしたいなと思いました。
決して今までにない視点という話ではないのですが、とても大事なこと。学生時代から教授や先輩から言われていたようなことを再認識できました。

自分の今の働き方的にも、デザイナーとして担当機種のデザインに責任を持つと同時にデザイン品質のために他部署に協力してもらう(=巻き込む)場面が非常に多いので、いろんな部署に顔を出して雑談して関係を作りながら仕事をしていきたいと思いました。

131.思考の整理学

「考える」ためには、頭の中を「整理」することが大切。エッセイとしての質が高いから30年以上愛されているんだろうなあ

大学生の時に買った本。当時は「東大生に一番読まれている本」と宣伝されていたような気がするけど、自分は中日ドラゴンズの根尾選手がオススメしていたのを聞いて買いました。高校生の頃にこの本読んでるのすごい。。

「考えること」は人生において大切なことだけど、「考えるための考え方」については誰も教えてくれない。この本では、考えるための考え方がエッセイ形式で書かれています。そのエッセイが読みやすくていい感じです。

考える力、自分は大学生の間に一番成長できたような気がします。
高校生までは、数学の問題を解いたり、野球で試合に勝つために考えたり、目的が明確なことを考えてたけど、大学生になってからは大学の課題にしろ、将来についてにしろ、何を考えるかから考える必要がありました。学生時代の経験の中でこの本にあることの一部は習得できてる気がします。

この先、人工知能がもっと発達した時に「考える力」ってとても大切になってくると思います。
考える力は自由になる力。


132.インディーゲーム中毒者の幸福な孤独

映画は総合芸術だという。インディーゲームの世界もまた総合芸術で、それでいて個が詰まってる。インディーゲームの世界って思ってたのと違う。すごい。

自分は割とゲーム好きな方です。とは言ってもポケモンやゼルダの伝説、マリオやカービィなどのいわゆる王道なゲームをやる程度で、インディーゲームはほとんどやったことがない。

この本はインディーゲームを年間400本近く遊ぶというインディーゲーム中毒者の著者がインディーゲームの世界を体験させてくれる内容になっています。
どこかへの連載のまとめ+書き下ろしで構成されている本なので、一章ごとにテーマが紹介されていてテーマの数が多い。そのあたりもインディーゲームの幅広さを感じられてgoodです。

インディーゲームの良さはなんと言っても制作側が自由であること。どんなテーマでもどんなクオリティのものでも発表できる。中には作者の想いが込められていたり、時代の流れを表すメッセージ性の強いものもあるし、トイレで排便するだけのような選択肢すらもほぼないゲーム?のようなものもある。

本書の中で個人的に気になったトピックをいくつか

・認知症の症状を再現したゲーム
タイトル忘れてしまった。たしか学生チームが制作していて病気の症状を再現する試み自体や再現のアイデアが面白かった
・マリオのパロディーが最も多い。
マリオはキングオブゲームなのかもしれない。名作パロディのパロディも出されたりしてるくらい界隈ではtier1テーマみたい
・ゲームも体力使うよねって話
「オープンワールドでなんでもできる」みたいなビッグタイトルはそれだけで胸焼けしちゃう気持ち分かりませんか?体力の衰えを加味した著者的なベストゲームがPCのジグソーパズルとのこと。レベル設定も自由、達成感◎、無心になれる、どれだけ間を空けて再開しても確実に続きから楽しめる。などいろんな理由に妙に納得

ゲーム作り、面白そうだなと思った。難しそうでいてやってしまえば結構簡単なのかもしれないし、どんなテーマでもどんなクオリティでもっていうのが良いよな。
このnoteみたいにほとんど読まれなくても気にしない姿勢で、作って公開してみようかな。

実際このnoteどれくらい読まれてるんだと記録を見たら、1ヶ月前の読書メモ26は通算ビュー数「26」流石に少なすぎィ!

134.しない育児

確かにお前の言うとおり、育児はしなくていいこと教えてくれた方がわかりやすいよね

育児生活が始まるので夫婦で読んだ本
わからないことだらけの育児でやらなくて良いことを示してくれるのはわかりやすくてありがたい。

もっと学校の保健体育とかで育児のこととかやってくれたらいいのになぁ

135.世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか

編集中
嘘です。一文字も書いてません。育児育児



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