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読書メモ5

21.音律と音階の科学

この本の主題は、音楽に使う音程の高さである。音楽の3要素はメロディ・リズム・ハーモニーだが、このうちのメロディとハーモニーが対象だ。
ドレミ・・・は音の高さの名前だが、はじめになぜこのドレミ・・・の音高が選ばれるに至ったかを示した。
ドとレの間には高さの違う無限の音がある。しかし音譜上には、そしてピアノの鍵盤には、半音ド♯が1つあるだけだ。世界中どのピアノでも同じである。
何という全体主義であろうか。
P3.まえがき

まえがきですごくワクワクして読み始めた。

ただ少し内容はかなり理系寄りの内容なので、数式見ると読む気が失せる人にはおすすめできない。自分は得意ではないけど時間をかけてゴリ押したけど、わかった気になって流しちゃった部分が結構ある。

数と音楽の話は興味深いことは間違いないので、今度別の易しい本を探すことにする

22.四角形の歴史

犬も風景を見るのだろうか、、から始まる哲学の本
哲学者ではなく画家の本なので、問いに対して一緒にぼんやり考えられる本。というかほぼ絵本。

人間の生活の中ではありとあらゆるところで見る四角形は自然界では中々お目にかかれない。そんな四角形を人間はいつの頃に意識していたのだろう。

自分も一緒になってぼーっと考えられたので、休みの日にちょうどよかった。

23.数と音楽 美しさの源への旅

21番目に読んだ本の理解へ向けての第一歩で、比較的易しそうな本を手に取った。前の本が数学者が書いた本に対して、この本は音楽家が書いているので小難しい数式がなくてわかりやすい(数学者が監修しているので数学的な大間違いは無い)

音楽って数学だよねってところから始まって、面白い。音楽側の人間が音楽の中に数を感じていてって切り口も素敵。

数学的に音律が決まっていく様を追っていけたり、国や文化によって音律が違っている解説とかも面白かった。
21番目の本でも読んだ内容を改めて読めて、理解が深まった感じがする。

24.プロダクトデザイン101のアイデア

翻訳前のタイトルは、
101 Thing I Learned in Product Design School
なので、アイデアっていうよりも心構え的なこと

特別新しいことが書いてあるわけではないけど、間違いなく大切なことが詰まっていて、再確認という意味ですごい良い本だった。これは買おうかな。

25.ファミリーランド

大好きな澤村伊智さんの小説

比嘉姉妹シリーズなどホラーのイメージがあったけど、これはホラーじゃない短編集

でも、不気味であることは間違いないのでホラーかな
今村夏子さんの小説みたいな不気味感

どれも、ちょっと先の未来、科学技術によって人の倫理観が変化してる世界が舞台で、現代社会では当たり前じゃないことが当たり前に描かれている。価値観ズレの恐怖みたいな。

ホラーもめちゃくちゃ面白いけど、澤村伊智さんのこの手の怖さもすごく好み。新たな発見!


GW後半は訳あって、お出かけ出来なくて、図書館か自宅にずっといたから5冊も読めた!すごい!

それにしても、図書館って素晴らしいよな。経済力関係なしに誰でも平等に本が読める。
買うってなったら手が出ないラインの書籍にじゃんじゃんアクセスできるし、なんとなく新しいカテゴリーを読みだすと楽しかったりする。音楽と数学の関係の本なんかはたまたま手に取っただけだけど、2冊も読んでしまった。今後の図書館の発展のためにこれからもどんどん利用する。

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