闘病記に関する最大級の疑問。「がん」じゃないと駄目なの?

僕はがんではない。がんのブログが優位に活動する一方、他の難病患者はマイナスを感じる。例えば、ブログサービスの「闘病記」タグをクリックすると、出てくるのは、がん患者の日記だ。これはもう、難病患者の僕の努力とは関係ない次元だと。一見、がん患者がアドバンテージを得ているように見える。ブログランキングの闘病カテゴリーも上位の大半ががん患者だ。がんはセンセーションに苦労が伝わるため、わかりやすい。僕もがんになったらランキングが上がるはずだ。難病患者全てが優遇される世界に行きたい。がんのブログは、永眠記事を立て続けに産むきっかけになってしまう。偶然が重なり、闘病記タグが死亡報告で埋め尽くされたこともあった。がんをバカにしているわけではない。彼らの苦労は伝わるからだ。しかし、さすがに差がありすぎだと思う。僕がどれほど苦労しても、がん患者を越えることはできない。がん患者が上位になる一方、「動けない患者」と「動ける患者」とでランキングに差がありすぎる。難病患者のうち、僕は「動ける患者」である。動ける患者というのは、「皆さんに心配されない」という苦痛になる。がん患者の日記は、その他の患者と比べても圧倒的な人気だ。僕が難病に関する記事を書いたところで彼らに及ぶこともない。がんは辛い一方、闘病記では優遇されるというメリットがあることを覚えておいてほしい。がん患者の苦労は痛いほど納得できる。しかし、がん患者がブログ上位に並ぶことで、他の難病患者が尻込みしている。闘病記はがんじゃないと駄目なのか。僕は優遇されたいとは思わないが、だが、何か違和感を感じるのだった。

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💫高橋政重(32)💖[難病患者💕と不眠症😚]
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