成長するD2C企業は、差別化のために何を重視するのか?|Jニュース便りvol.65

※本ブログは、2023/2/10にJニュース便りメルマガで配信した内容のアーカイブです。

こんにちは! ジェイフロンティア株式会社の工藤 光です。

本日のJニュース便りでは、
【D2C企業の実践する差別化のポイント・事例】について
お役立ち情報をお届けします。

1分ほどでお読みいただけますので、是非ご一読くださいませ。

【疾病リスク低減表示の拡充に向けて、3社が申請を開始!】

消費者庁が、心血管疾患・メタボリックシンドローム・2型糖尿病の
発症リスク低減を表示内容とする3商品を、
特定保健用食品(以下、トクホ)制度の疾病リスク低減表示として
許可することについて消費者委員会に諮問されたとのことです。

ご参考URL:トクホに商機到来!「メタボ」など3つのリスク低減表示が誕生へ

上記が許可されると、具体的な疾病名を挙げて、
発症リスクが低減する可能性を表示できるようになるため、
機能性表示よりも強力な競合商品との差別化が期待できます!

【2022年にヒットしたD2C企業が重視する差別化方法とは?】

近年、EC法規の改定などにより、広告で表現可能な幅が狭まっており、
機能性表示を獲得することで商品自体の差別化を図る、という動きを多く見かけるようになりました。

しかし、最近ではダブル・トリプルヘルスクレームと、
機能性表示を獲得した商品は年々増加しており、
機能性表示だけでは差別化できないとお悩みの方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、2022年にヒットしたD2C企業は、
どのようにして他社との差別化を図ったのか、そのポイントや事例についてご紹介します!

■差別化のために重要なポイント
 競合他社の多いD2C業界で差別化を図るには、商品・サービスはもちろん、
 企業に対してもファンになっていただくことが非常に重要です。
 そのためには顧客ニーズを正確に把握した上で、
 ブランドコンセプトを作り上げていく必要があります。

■D2C事業で成功している企業の特徴
 顧客ニーズを正確に把握するため、成功しているD2C企業は下記3つを実践されています。
 ①積極的に消費者の意見を取り入れる
 ②パーソナライズ化されている商品開発
 ③高品質な商品販売
 上記より、把握した顧客ニーズに対して商品を開発するだけでなく、
 ターゲットへダイレクトに刺さるようなパーソナライズ化や、
 継続的に使用していただくよう、高品質な商品提供を実現されていることが分かります。

■成功しているD2C企業の施策・事例
SHIKARI
 株式会社長寿乃里が展開する「See me.」をコンセプトとした総合スキンケアブランドです。
 洗顔しながらメラニンケアができる「BRIGHTENING WASH」が2022年にヒットしました。
 販売時期を「月初から1週間のみ」に限定したことで、その時期に検索数が増加し
 SNSでの拡散やSEO効果の向上などの効果が期待できます。
 販売期間を限定的にすることで、他社との差別化を図った事例です。

GREEN SPOON
 定額制パーソナルスムージーをメインとした、株式会社Greenspoonのウェルネスブランドです。
 ブランド立ち上げの時期が、SNSマーケティングが盛り上がり始めた頃だったこともあり、
 写真を撮って人にシェアしたくなる瞬間を増やすため
 思わずスマホのカメラを向けたくなるような設計を重視されています。
 世界観が統一されたECサイトや商品パッケージであるほか、
 パーソナルスムージーという独自性によって他社との差別化につなげています。

mitas
 natural tech株式会社が展開する葉酸サプリメントシリーズです。
 代表の竹内氏は、もともとP&Gに勤めており、
 その際の経験を活かして徹底した消費者調査に基づいて商品を開発されています。
 市場選定の際から、「大手企業が入りにくいニッチな領域」などの指標を持ち、
 消費者行動を基に顧客のニーズを分析して、独自性の高い商品を開発されています。

新型コロナウイルスが収束し、店頭での購入機会が増えている現在、
オンライン販売がメインのD2C業界で生き残るのは、さらに難しくなることが予想されています。
しかし、消費者のニーズをダイレクトに反映できる点がD2Cの強みですので、
今後も新たな商品・サービスの発足に対する期待は高いのではないでしょうか。

だからこそ、2023年は今まで以上に顧客ニーズの把握やパーソナライズ化などの顧客体験の提供、
ファン化につながる商品の高品質化が重要になってくると思われます。

今回のJニュース便りでご紹介した事例が少しでも皆様のご参考になりましたら幸いです。

【ご案内】

今回差別化のポイントや事例についてご紹介させていただきましたが、
この度、差別化のコツやLPのCVRをアップするためのノウハウをお伝えする無料セミナーを開催いたします。

ヒットしているD2CブランドのLPを分析したことで見えてきた共通するポイント、
「コンテンツの活用」について、種類や活用方法・効果についてご紹介いたします!

化粧品や健康食品などのいわゆるレッドオーシャン市場であるにも関わらず、
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本日のJニュース便りは以上です。
次回配信も、どうぞお楽しみに!

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