一流選手を育てる食事＜昼・夜編＞‐エスパニョール選手寮生活日記㊳

先日、エスパニョール選手寮の朝食について書いた。
が、今回は昼・夜の食事について書きたい。

朝食は一般的なスペイン人の食事に従い比較的ルーズなものであるが、昼・夜ともなると、練習前後・試合前後ということも考えられ、さすがに栄養素のバランスを考えたものになる。

基本的には一度の食事で2皿出てくる。

一番目の皿では緑黄色野菜を中心に、各ビタミンがバランスよく摂取できるようなメニューだ。ビタミンの中でも「ACE（エース）」と呼ばれる、ビタミンA・C・Eを多く含むトマトが、毎日の食事に加えられている点にも感心させられた。２番目の皿はたんぱく質が中心。主食はご飯orパスタ、付け合せのおかずは肉が週に一回。

チームのメディカルの人に聞くと、これは筋肉を作るために、脂肪の摂取バランスを調整する意味合いがあるらしい。肉が好きなスペイン人にとっては、これは（少し）辛いことなのかもしれない。

それでも、みんな、サッカーで生きていくために、相手と戦うために、我慢してこの食事を食べている・・・

ワケがない。

スペイン人が、我慢なんかするはずもない。
そうだったらスゴイな、とイメージで思っただけだ。
（ってか、途中でウンチクくさいから、ウソってわかったでしょ）

毎日、肉or鳥。付け合わせは、毎日ポテトだ。
たまにデザート「コーラ」だからね。好きだから嬉しいけど。

バランスも何もあったもんじゃない。

野菜なんか食わない、食わない
（私も野菜は嫌いなので、極力野菜は食べないようにして生きてきたつもりですが）。

週に一回ぐらい、えんどう豆を蒸してオリーブオイルを絡めたやつが出るけど、それさえ食おうともしないやつが、いっぱいいる。

さて、本当は･･･

昼・夜共に、レパートリーが５種類ぐらいある。それが毎週ぐるりん、ぐるりん、している感じ。

毎回、１番目の皿と２番目の皿が出てくるのはホント。

１番目の皿　ご飯orパスタ
２番目の皿　お肉（牛or豚or鳥）＋ポテト（たまに他のもん）
デザート　　ヨーグルト

といった感じ

どちらかというと、夜のほうが軽め。まぁでも、スペインですから、日本よりは量多いですね。

こんな感じ↓

つまり、食事も食事で大事ですが、結局は環境が選手を育てる、ということのようです。

食事とかで悩んでいる親御さんとかがいたら、心配しなくても大丈夫です。細かいこと気にしなくても、きっとうまくなる子は、うまくなるでしょう。

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