1歩踏み出したい。そんな気持ちにさせてくれる映画「15年後のラブソング」

何もしなければ、何もない。

面倒を避けるために何もしなければ安全よ。
と自分に言い聞かせて、
84年の人生何もないままよ。

そう、老婆は言った。

踏み出すって、大切なこと。

そう思わせてくれる、映画でした。

イギリスの片田舎で
彼氏のため、妹のために生きてきた女アニー。
それなりに生活は「安定」はしている。
これと言った大きな不満はないけれど、
なんだかモヤモヤをかかえながら生きている。

ふとしたきっかけから、恋人ダンカンが熱狂する
90 年代に表舞台から 姿を消した伝説のロック・シンガー、
タッカー・クロウとインターネットでつながってしまう。

元カノのガレージに居候するダメ男 タッカー・クロウ。
たくさんの妻と、たくさんの子どものいるダメ男 タッカー・クロウ。
でも、なんとも魅力的なのです。

大人になりきれない大人たちによる
それぞれのハッピーエンドとは何か？

そして、
人生について考えさせられます。

人生は、
ある日突然、大きくガラッと変わるんじゃない。
きっと、少しずつ変化していくのだと思う。

確実なことは何も起きてないけど
何が起きても平気よ。

そう言った時のアニーは
とても頼もしかった。

何もしなければ、何もない。

さぁ、１歩を踏み出してみよう。

そんな、気持ちにさせられた映画でした。

素晴らしい映画でした。

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