自分の人生に「緊急事態宣言」を発してみるなら早めの方が良いのかもしれない。
人生に「緊急事態宣言」を出す必要がないなら
もちろん出さない方がいい。
でも、
もしも「緊急事態宣言」を出すことになるなら
早めの方が良いと思うのです。
私は、
46歳の時に
会社をつづけることが困難に
なるくらいの出来事に
見舞われてしまいました。
それでも苦痛に顔を歪め働きました。
「自分だけが我慢すればいい」
そう思って踏ん張りました。
最低評価のボーナス査定
「そこまでして稼いだ金」
なんなんだ「お金」「仕事」「父親」って
寝れない。とにかく寝れない。
どこにも安心はない。
そして、
休職期間を経て退職をし、
無職になりました。
次の宛てもなく、会社を辞めました。
小学生の子どもが2人居ます。
家のローンだってもちろん残っていました。
私は無職となりました。
幸い妻は、働いていましたが
目先のお金を稼ぐ事ばかりを考え
何も考えずに前職の経験の延長で
すぐに仕事を探すとなると
3～5年後に前職と同じようにつまずくと
考えました。
自分の価値観
自分の長所
自分の短所
自分の性格
自分の望み
こういったことをきちんと内省し、
理解しなければ
年々厳しくなる条件で
転職を繰り返すことになると考えました。
なので、
徹底的に自分と向き合うことにしました。
働き盛りの私が無職になったこと、
それをしばらくつづけることにしたことで
家族に対し「緊急事態宣言」を
発することになりました。
緊急事態ですから、
私自身が
今までの日常と同じことを
やっていてはいけません。
まずは、家事からです。
今まで妻に任せっきりで
全然やってこなかった
風呂そうじ・ゴミ出し・夕食の用意などから
はじめます。
お昼だって妻の作ったお弁当です。
ぜいたくはできません。
夕食の食材の買い出しも私がやります。
そして、
今まで考えたこともなかった
節約レシピでの調理です。
鶏ムネ肉、もやし、豆腐、豚肉の切り落とし、
ちくわ、焼きそばが定番です。
安いスーパーだって徐々に憶えていくことになります。
レシピサイトを見て毎回奮闘します。
共働きで働いていたときは、
「外食するよりマシだから多少の値段は気にしないで買えば良い」
という経済観念でした。
そして、
「稼いでいるのだからとやかく言わないで欲しい」
といった気持ちがどこかにありました。
バス代を浮かせるために
子どもの習い事の送り迎えもします。
最初は、近所の目や
友だちのパパママの目が気になっていましたが
そんなことも言っている場合ではないと気づかされます。
変なプライドは
早めに打ちのめされておいた方が
いいですね。
だって、定年を迎えれば
年金生活をすることになり
同じようなことをすることになるのですから。
会社の社長とか、職人さんとか以外は
いずれ無職になる。
そして、よっぽどの貯金をしていない限り
人生の「緊急事態宣言」を発する必要が
出てくる可能性が高い。
遅かれ,早かれ。
取りあえず、
早めに発することで
人生を真剣に考えることになります。
なので、
あまり発したいものではありませんが
自分の人生に「緊急事態宣言」を発してみるなら
早めの方が良いですね。
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