「みじめ」という気持ちは、もう感じちゃいけない。
「みじめ」という気持ちは、
自分を大切にしない相手に
こびへつらった時に感じる。
「みじめ」これが、
私の退職を決意した基準です。
当時、猫の手も借りたいというくらい
忙しかった。
でも、
仕事の忙しさが
直接の原因ではありません。
では、会社に未来を
見いだせなかった。
けれども、
会社の将来も
直接の原因ではありません。
ツラい、キツい、しんどい中で
私のできる限りのことをしたつもりでした。
けれども、
全然うまくはいかなかった。
もうボロボロだった。
ツラかったけど、
このツラさから逃げるのは嫌だったのだ。
キツかったけど、
このキツさから逃げるのも嫌だったのだ。
しんどかったけど、
このしんどさから逃げるのも嫌だったのだ。
なんというか
「最後の意地」みたいなもので働いた。
このツラい、キツい、しんどい経験を経て
いずれビッグな男になってやるぞ、
みたいな使命に燃えていたところもあったと思います。
でも、ある時、
頑張れば頑張るほど、
周りから浮いている自分がいる。
と気づきました。
周りから冷ややかな目で
見られていることに気がつきました。
それからは、
とても冷静になったのを覚えています。
そして、
自分がとても「みじめ」だと感じました。
今から考えると、
この「みじめ」を感じたことが、
私の退職を決意した基準だったのです。
「みじめ」という気持ちにならなければ
今でも、ボロボロになりながらも
働いていたかもしれません。
この「みじめさ」を感じてからは、
一気に緊張の糸が切れたように
自分のしていることに何もかも自信が持てず、
自分のしていることすべてが恥ずかしく感じました。
それを感じる前には、
思いもしなかったのに
なんだか急に虚しくなったのです。
本当に情けなかった。
もうどうでもよかった。
消えてなくなりたくなった。
もう、辞めたい。
失敗してもいいから、
自分で決めた道を進みたい。
そうすれば、
もうみじめにならないはずだから。
そう思い、
退職を決意したのだと思います。
もしも今、あなたが
「みじめ」だと感じるのであれば
そこから「離れるべき」だと思うのです。
どれだけ居心地がよくても
その場所は
「あなたが居るべきところではない」
のです。
あなたがみじめになってしまう
その場所から早く逃げよう。
なんしかカッコいい大人になろう。
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