何ひとつ永遠なんてなく、いつかすべて塵にかえるのだから、世界はうつくしいと思いませんか。

何ひとつ永遠なんてなく、
いつかすべて塵にかえるのだから、
世界はうつくしいと。

長田弘

人間は強欲だから
すぐに永遠を求める。
でも、
永遠なんてものはない。

すべては塵にかえる。
儚いものだ。

そんなことを時々思い出す必要がある。

地球が生まれて46億年。
でもって、
地球上の生命が生きられるのも
あと8億年くらいらしい。

地球上に原始生命が生まれたのが40億年前。
生物の多様化が一気に進んだのは5億4千万年前。
これまでに5度の大量絶滅が起こってきた。
地球上に誕生したほとんどの生命が死滅し、
絶滅しかかったことが、5回もあったらしい。
恐竜も絶滅した。
巨大隕石の落下や、
巨大火山の噴火によって、
上空に散らばった粒子が太陽光を遮り、地球の気温が下がり
寒冷化により植物が育たなくなり、食物連鎖が崩れ、
多くの生物が絶滅した。
約6400万年前、恐竜などが絶滅し、
その空白を埋めるように
哺乳類は爆発的に繁栄した種となった。
そして、約20万年前くらいに東アフリカで
人類の祖先であるホモサピエンスが誕生したという。

地球の誕生から今を1年間にまとめると、

 1月1日　　0時00分　　　  地球誕生
 2月17日　　　　　　　　  原始生命誕生
12月31日　23時37分ごろ　ホモサピエンスが誕生
12月31日　23時59分46秒　キリスト誕生
12月31日　23時59分57秒　産業革命
12月31日　23時59分59秒　20世紀が始まり、そして終わる

46億年を365日で割ると、
1日は1260万年、
1時間は52万5千年、
1分は8752年、
1秒は146年に相当する。
人間の人生70年は、0.5秒。
人類の最長寿の人だって、0.8秒。

カゲロウの成虫は生きて1日。
蝉の成虫は生きて1週間程度。

人間なんて生きてたかだか100年。

人間が名前が残せても200年くらいだろう。
だって、曾祖父の名前すらわからないんだから。

徳川幕府だって260年ほどしか続かなかった。

栄華を極めた古代文明の王の名だって、
ファラオくらいしかわからない。
その他にも沢山いたはずなのに。
そして、どんなに栄華を極めた文明だって滅びる。

祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。

平家物語

アップルだって
アマゾンだって
グーグルだって
滅びる。

今をときめく企業だって滅びる。

いずれ、文明も滅びる。

そして、人類も滅びる。

8億年もすれば、
あらゆる生命が滅びる。

50億年もすれば
太陽も最後を迎え、地球も最後を迎える。

そして、いずれ
すべてが塵とかえる。

だから、世界はうつくしいのかもしれない。
儚いから、うつくしいのかもしれない。

ダイヤモンドの行商人がやってきて、
このダイヤモンドは永遠の輝きをどうのこうの言うとるけど、
せいぜい百年しか生きられん人間に、
永遠の輝きを売りつけてどうするんじゃ。
俺らがほしいのは今だけです。

甲本ヒロト

終わりがあるから、
いいのかもしれない。
よいことも、
わるいことも、
全部終わる。
いずれ、塵とかえる。
100年なんて一瞬だ。
ボヤボヤ生きてる場合じゃない。

YOUの命を、燃やせ。

※感想でも、アドバイスでも何でもコメントください。
励みになります。読んだらスキもいただけると嬉しいです。

なんしかカッコいい大人になろう。
↓ブログやってます。↓
https://thejetsjp.blogspot.com/