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ウルフルズの「ええねん」を聞いていると言ってた部下も、こんな気持ちだったんだろうか。

それは、
私が会社を辞めることなど考えもしていなかった頃

とある部下が
オンライン朝礼の
アイスブレイク的なレクレーションで
「最近はまっているもの」を紹介していた。

ウルフルズの「ええねん」だった。

画面上でYouTubeで曲を流しながら

「ちょっと休めばええねん
フッと笑えればええねん」

「他に何もいらんねん
それだけでええねん」


という歌詞を
読み上げていた。

その朝礼があって
半年後くらいにその部下は辞めた。

青天の霹靂だった。

そして、今から考えると
私にとって
大きな地震の前の「余震」のような
出来事だった。

その部下の退職を起点に
その後、色んなことが重なり
大きく変化していったのだ。


私が退職をして、
1年以上経ったある日

たまたま耳にした「ええねん」は、


流行していた頃に聞いた「ええねん」ではなく

その部下が紹介して聞いた「ええねん」でもなく

恐ろしいくらいに
私の胸をえぐるような衝撃を与えた。

そして、
なんだか救われた気がしたし
気持ちを整理してくれたというか
踏ん切りをつけてくれたような感覚になった。

久しぶりに聞いて
素晴らしい歌だと
その場で何回もリピートして聞いた。

涙がこぼれそうになった。

あの時の部下もこんな気持ちだったのだろうか。

もしも、今のあなたにも響くのなら
あなたもそんな気持ちなのかも知れませんね。

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