親を敬えないのは、自分軸がまだ出来ていないからだ。

私は、結婚をして子どもが生まれるまで
父親と話をまともにすることも
出来ませんでした。

強烈な反抗期のようなもので
父親を拒絶していました。

父親を敬えない理由はいくらでもありました。
自分のつらかった出来事をすべて、
父親の所為にしていたのです。

イジメにあったこと。
その原因である引っ越しをしたこと。
父の浮気で家庭がむちゃくちゃになったこと。
事業に失敗したこと借金をしたこと。

いくらでもあります。

けれども、最近になって思うのは
父親とは反対の人物になること
父親に反抗することで
自分のアイデンティティーを
築こうとしていたように思うのです。

つまり、
親の軸を基準にしていた。

だから、父親が敬えなかった。

けれども、自分の子どもが生まれ
自分の家庭を持ち、
自分の軸を持ったときに
それぞれの軸を持っているもの同士という
なんともいえない尊敬の念を
自然と抱くようになりました。

父親という軸で、生きていた時は
父親を敬うことは出来なかった。

けれど、自分の軸を持ってからは、
同業他社というようななんとも言えない
仲間であり、ライバルであるというような
自然な尊敬の感情を持つことが出来るようになりました。

つまり、親が敬えないうちは
親の軸を生きているのであり、
自分軸が作れていないということなのだと思いました。

教科書のように「親を敬え」とは言う気はないですが
「親を敬えない」のは、
自分からの「サイン」だと思うのです。

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