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ローカルフードマガジン

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都市部の圧倒的な情報とスピード感とは真逆のマガジン。 ローカルの飲食なりその他食に関わるような出来事を感じたままに書きます。
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2019年6月の記事一覧

お店のスタイルを愛してください

「全てのお客様に満足いただくために」 大概のお店ではそういうスタッフ教育をすると思う。 私も長い間そう思っていたし、別にその考えが間違いだとは思わない。 来ていただいた方には最大限サービスを提供するのは当然だと思う。 「自分はどの店に行っても100%満足して帰ることはできるだろうか?」 どんなお店にも小さな気になる点はある。 「照明がこんなふうになっていたらいいな」とか色々と。 でも小さな不満をすべて解消する作業をして意味はあるのだろうか。 メニューに対して、味付け

包丁を手入れしていると料理が好きになる。

今回は包丁の話。 しかしその前に。 かつてダイエー創始者である中内功は 「家庭の台所から包丁とまな板をなくす」と言ったとか。 今やスーパーだけでなく、コンビニでは一人分の調理済みの小分け惣菜が沢山売られています。 ですので包丁も無く 「もう自炊なんて面倒臭すぎて全部コンビニで済ます」 という方もいると思いますので、そんな方は是非外食、中食を! このノートは自炊をするアナタに送ります! 包丁はどこの家にも有ると思います。 それは三徳?出刃? いろいろな種類の包丁が

金曜。

週末。金曜日。 「仕事帰りに一杯。」 という方は果たしてどの程度いるのだろうか。 働き方改革、フリーランスや、自宅でのリモートワークが増え、職場の同僚や仲間と飲みに出かけること自体が減っている。 飲みニケーションを重要視する世代や派閥がいる一方で 「面倒だな。」 と思う人達がいるのも事実。 「○○ハラスメント」という言葉はマジョリティ達によってSNSであっという間に拡散し、そういった前時代的コミュニケーションをバッサリと切ってしまっている側面も有るように個人的に

醸し出すもの

ホンブダイゴです。 長野の南、いわゆる南信州というところで飲食店の店長をしています。 市内の駅近くにあるお酒を提供する飲み屋さんでして、たくさんの方がいらっしゃいます。そんなお店の出来事を書いていきます。 回るお店。 接客や所作に関わるスタッフが醸し出す雰囲気はお店の空気と言って良いものです。 スムーズに流れるようにすべての作業が進んでいく。 たまには流れが悪くなることもあるかもしれませんが、そこは店舗責任者である店長が流れを上手く作って行くものです。というのは理想の形。

インプット&アウトプットをきちんとこなして料理好きに。

自炊しますか? 自炊は良いです。 想像力が豊かになります。 美味しいものを作ろうと自然と努力するようになります。 「自炊は苦手」「面倒で」という人もいますけど、もったいない。 努力次第で美味しい料理を大体の人が作れるようになるものだと思います。 苦手や面倒という人は食べるということにあまり興味がないのでしょう。 でも人間栄養分を取らなければ死んでしまいます。 僕はできるだけ美味しいものを食べて一生を終えたいなと思っているので、自宅で作る料理も美味しくなるように努力してい