ホンブダイゴ◇Hombu Daigo

飲食業。東京出身。 主に食について書いています。 noteピック、記事のネタ、ふだんのつぶやきはTwitter→https://twitter.com/daigo7h

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マガジン

  • ローカルフードマガジン

    都市部の圧倒的な情報とスピード感とは真逆のマガジン。 ローカルの飲食なりその他食に関わるような出来事を感じたままに書きます。

  • 主に日本酒です。

    飲み屋で働く私の個人的な飲食観をお伝えしていきます。

  • 酒場のショート・ショート

    酒や酒場をテーマにしたショートストーリーです。 夕方頃の更新です。

最近の記事

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包丁を手入れしていると料理が好きになる。

今回は包丁の話。 しかしその前に。 かつてダイエー創始者である中内功は 「家庭の台所から包丁とまな板をなくす」と言ったとか。 今やスーパーだけでなく、コンビニでは一人分の調理済みの小分け惣菜が沢山売られています。 ですので包丁も無く 「もう自炊なんて面倒臭すぎて全部コンビニで済ます」 という方もいると思いますので、そんな方は是非外食、中食を! このノートは自炊をするアナタに送ります! 包丁はどこの家にも有ると思います。 それは三徳?出刃? いろいろな種類の包丁が

    • 遠くへ行きたい。と思っている。

      さっきココイチでカレーを食べてきた。本格的なスパイスカレーの辛口はイケるけどココイチは3辛でも舌がひりひりしてしまい辛いし辛い。(つらいしからい) もう長い間、自粛みたいなのが続いていたからか、最近はなんとなくどこかに旅してみたい気持ちが週末になるにつれて膨らんでくる。 東京に戻ってきて1年9ヶ月。 来る日も来る日も会社と自宅の往復がほぼ。 せっかくこっちにいるんだから、学生時代の友人とかだれかと一緒出かけに行けたらいいなと思うわけです。 美味しいもの食べて喋ったりとか。

      • 父とふたりで。

        最近転職をいたしました。 長野→東京 いわゆる単身赴任。実家はあるので半分帰郷。 なのでアパートを借りるまでの間、実家に間借りしています。 アラフォーの息子の帰郷。感動的なシーンはありません。 戻った実家は父親が一人で暮らしており、僕ら子供が残した荷物以外はほとんどない。 まあ殺風景です。 70近い父ですので男親一人で自炊もしている様子はなく、フライパンや昔使った中華鍋などホコリを被ったままになっていました。 20数年そのまま荷物が置かれたままの僕の部屋。ここに

        • 僕の師匠はマスター。

          今、僕は酒を提供する仕事に就いています。 ですが僕はもともと酒には全く興味がなくて、どちらかといえば飲まないほうだったし、日本酒やワインに差があるなんて全然知らない、世間的には下戸でした。 大手ファストフード企業を退職して、カフェバーの店長になったのは6年前。 酒を提供する側になりました。 カフェバーではビールはもちろんのこと、ウイスキー、日本酒、ワインなどもあるし、簡易的なロングカクテルなんかもあります。 提供する側になった僕ですが、当初酒というのを全く理解していな

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          #呑みながら書きました 全然間に合ってないです

          仕事をはじめたきっかけは なんだったのだろうか。チューハイ飲んでます。 いまは飲食の仕事をしているけれどさいしょのアルバイトがマックじゃなかったらたぶんちがうものmになっていたのかもしれない。 12月も半ばですね。山下達郎がサブスク解禁したみたいでクリスマスイブ流れると一気にムードが出ます。竹内まりやでケンタッキーで、夫婦でクリスマス時期にめっちゃ曲流れんじゃないですか。すげーな。 昨日スタッフと揃いのアイテムを持って働いた。 たいしたものじゃない。クリスマスっぽい

          #呑みながら書きました 全然間に合ってないです

          レシピ覚えられないから全部まとめてクラウドにぶん投げたらスタッフの料理がうまくなったのはドラクエのおかげ

          最近店舗でボケ倒し、ややこしいボケ方をするためにツッコむスタッフも少なくなってきたホンブダイゴです。 先日、学生スタッフに「ボケが雑です。」と評され、いささか落ち込み気味ですが、お笑いのセンスではなく料理の腕前を上げるべきなのは承知しています。 *料理についてのコラムですがアラフォー男のドラクエ表現についていけない方は離脱されるかもしれません。 記憶力ってどれくらいが平均なんですかね。 ぼく、空前絶後に物覚えが悪いんです。 ヤベーです。 「たまご買わなきゃ」と思ってス

          レシピ覚えられないから全部まとめてクラウドにぶん投げたらスタッフの料理がうまくなったのはドラクエのおかげ

          #呑みながら書きました 普通の日

          毎日は普通の日の連続なわけで、ちょっといいことがあったり、ちょっと悪い日もあったり、まあそんな日の連続で人生は進んでいく。 「特別な日なんてないのよ」 いや、えらそうに知ったふりして生きてるわけじゃない。 それなりに歩んできたつもりだけれど、それでも自分が思ったように日々が進むことのほうが奇跡みたいなことだと思う。 あ、でも別に今の状況に満足していないわけじゃないんです。ただ頑張れることも色々あったよねみたいな。後悔っていうよりは別の世界線の話。髭男プリテンダー。 朝

          #呑みながら書きました 普通の日

          評価はいくつ

          なにかの体験をしたときに星を付けるときってありますよね。 飲食の体験や本の評価などですかね。 大抵は5段階で基準が示されていないんです。 日本のグルメやそれ以外の星を付けて評価するサイトってたくさんあるじゃないですか。 なんかみんな星の付け方が厳しいんですよね。大きな声で「良いよ」と言えない雰囲気。どうしてなんでしょ。 日本の飲食店の評価とか見てると中に 「店内の雰囲気は最高。だがうるさい客がおり星2つマイナス。」 「味は美味しかったんだけど、わたしごのみじゃな

          ファンを作るのではなくファンになってもらう店作り

          お店やってると知り合いの方から 「〇〇があったら行くのにな」って言われることがあるんです。 こんな商品があったら良いなと教えてもらっているのかもしれませんし、ただ単にそれが食べたい飲みたいという希望なのか、詳しく聞いているのではないのでわかりません。 言葉から推測するに「私の希望を聞いてほしい」と言っているのと同義だというのはわかります。 ただそういう方はなかなか来店されたことが無かったりするんですね。 そしていざそのような物を取り揃えてみたところでやっぱりなかなか

          ファンを作るのではなくファンになってもらう店作り

          ローカルnoteのつながり

          こんにちはホンブダイゴです。 発信て大事だなあと思うんです。特にローカルで飲食店とかやっていると、「知り合いの知り合い」くらいまでは届くことは有るんですけどその先のお客さんになるであろう方になかなか届かない。 ローカルはまだまだ紙媒体(※例えば新聞広告とかフリーペーパー)が幅を利かせていてWebは育っていないんですよね。 有名所のサイトでも長野県の地方都市のお店はヒットしても、僕らが住んでいるこの地域は検索もぜんぜんていう感じです。このあたりは電車も一時間に一本ですし、

          ローカルnoteのつながり

          中堅スタッフを評価するとお店のパフォーマンス向上に繋がる

          こんにちはホンブダイゴです。 三連休の中日。今日もお出かけの方も多いと思います。 お祭りやアクティビティのイベントにはちょっと残念な天候が続いていますね。 僕は接客を職業としています。 接客業で働くことはその名の通り「お客様と接する職業」です。 世界に比べて日本のサービスは値段に対して過剰と言われています。 僕はワールドワイドな視点で日本のサービスを語れるわけではありませんが、いま接客業で働いている方が、今よりももっと接客が好きになるTipsを現場で働く人間として沢山の

          中堅スタッフを評価するとお店のパフォーマンス向上に繋がる

          所作が美しいことは美味しい料理につながる

          所作が美しい人って素敵だと思います。 姿勢や立ち姿。歩き方や手の運び方など。 動きや所作の良さというものがずーっと絶対的に普遍のものではないと思いますが、現在メディアに出たり人前に出たり写真に撮られる職業の方はその姿を多くの方から「美しい」と評価してもらっているわけです。 料理に携わる人も同じで、無駄のない流れるような手際には同じ料理人でも惚れ惚れするんですね。 そこには仕込みや処理と呼ばれる普段は見えない途中経過の単純な作業というものを越えた美しさが有るからです。

          所作が美しいことは美味しい料理につながる

          伝わる雰囲気

          「落ち着いた雰囲気があっていいですね。」 先日、来店されたお客様に、僕の接客やスタッフに対する立ち居振る舞いを評価していただきました。 常連さんでもなくて始めていらした一見さん。 お店の全体のなんとなく感じられた雰囲気を言っていただいたようです。 ああ、なんてありがたいお客様なんだろう。とてもいい評価を頂いたな。 と思って素直に嬉しくなりました。ほんとうにありがとうございます。 ✂✂✂ たしかに僕は「落ち着いているね。」と言われることが多いんです。 けれどそれと

          【ショート・ショート】 煙の向こう

          もうもうと立ち上がる白煙。 くさやの焼ける匂いが交差点を越えてこちらの通りまで届いてくる。 通りの向こうに増上寺と東京タワーが見えるオフィス街に突如として現れる大衆酒場。 秋田の地酒の看板が堂々と掲げられている帰り道にあるその店は一階、二階、三階全て15時半の開店とともに満席になる。 「私は入れないかな。」 いつも気になってはいるけれどヒールを履いた客なんていないし、そもそも女性の客の姿が見えない。 くさやと豚串の焼ける匂いを鼻で香りながら横を通り過ぎた。 「おーい

          【ショート・ショート】 煙の向こう

          【ショートショート】 ボーナス

          「普通」と書かれた方向幕。 ターミナル駅から揺られて30分で駅についた。 階段を登り、降り口の改札を抜けてしばらくしても乗ってきた電車はホームで時間調整のためにまだ停車している。 出勤時は駅に吸い込まれるように人の流れが波のように続いているけれど、この時間は駅前のロータリーも商店街もゆったりとした時間を過ごしている。 駅周辺には帰宅前の一杯を引っ掛ける人たちがたむろしている。 サラリーマンは幹事とおぼしき人について行き、もくもくと煙を出す焼き鳥屋に。 「わー。」「きゃー

          【ショートショート】 ボーナス

          お店のスタイルを愛してください

          「全てのお客様に満足いただくために」 大概のお店ではそういうスタッフ教育をすると思う。 私も長い間そう思っていたし、別にその考えが間違いだとは思わない。 来ていただいた方には最大限サービスを提供するのは当然だと思う。 「自分はどの店に行っても100%満足して帰ることはできるだろうか?」 どんなお店にも小さな気になる点はある。 「照明がこんなふうになっていたらいいな」とか色々と。 でも小さな不満をすべて解消する作業をして意味はあるのだろうか。 メニューに対して、味付け

          お店のスタイルを愛してください