自分の強みを再発見できたソウル旅
初めて韓国を訪れたのは2010年。仲良し3人組でお泊まり会をしていた時に、話の流れで急遽決まった旅でした。
当時韓国語がわからず、韓国という国や文化自体に全く興味がなかった私。しかし一緒に行く幼馴染が韓国語を勉強していて詳しかったので、彼女にくっつきながら色々観光したり、ご飯を食べに行ったりしました。
あれから14年。
コロナ後初めての海外旅行が韓国となりました。今日は久しぶりの海外旅行で感じたことのお話です。
14年前と違うところ、一つは私が韓国語を少し理解でき、話せるまでになったことです。単語や文章がわかるとここまで世界が違って見えるのだと驚きました。今回の旅の目的は、3年間コツコツ勉強した韓国語がどこまで現地で通じるかという腕試し的なところもあったので…。
二つ目はスマホの普及により、いろいろな情報が瞬時にわかり、移動などがすごく楽だったこと。NAVERと地下鉄アプリさえあればサクサク移動することができました。
以上のこともあり、滞在4日間私がどう感じていたかというと、東京で普段過ごしている自分となんら変わらない気持ちでいられたということです。
実は今回の旅行で日本人観光客が訪れる繁華街には一度も行きませんでした。その代わり、毎日ソウルを2周するくらいの勢いで動き回り、いろんなことに挑戦をしました。
まずホテルのチェックインから韓国語でスタート。日系ホテルだし、私が日本人だとわかるだろうにスタッフさんがネイティブの速さで話してきて、若干後ずさり。
「あ、今のところわかりません。」と言うと日本語で説明してくれますが、その後もガーッと韓国語で話され、なんとか理解でき、アン先生と一緒に練習した「荷物を預けられますか?」まで言えた自分を褒めてあげたいです(謎の自己肯定)。
私が到着した日に、漢江フェスティバルというのが開催されているということを知り、セビッ島へ移動。漢江に一度行ってみたかったので感動でした♪こういうただ沈みゆく夕日を眺める時間が私は欲しかったのだなと思いました。
夕食は参鶏湯を食べに。
この唐辛子の食べ方がわからず、食事を運んでくれたお姉さんに韓国語で「どうやって食べるんですか?」と聞いてみました。そしたらお味噌をつけて食べるんだよーと教えてくれました。辛くなく爽やかな味〜。
お姉さんに「ビールも頼んでます!」と念押ししたら、「そうだったそうだった!ビールね!」と愛嬌たっぷりの表情で言われたので、しばしおあずけタイム。その後お姉さんは頼んでもいないのに、この唐辛子を追加で持ってきてくれました。
2日目は韓国トーストを食べようと決めていたので、朝から早起き♫
スタバでの注文も先生としっかり練習をしていたので、韓国語で注文できました。
2日目は前回の記事で紹介した通り、映画館に行くために忙しく動き回り、その後も欲しかったものを買いに行きました。
タンバリンズは今すごい人気のフレグランスショップのようですね!小さなお店でしたが、日本人がたくさん来ていました。
当然日本語も通じるので、私が日本語でスタッフさんに簡単な質問をしたんです。しかし彼らにうまく伝わらなかったようで、改めて韓国語で質問してみました。そこからスタッフさん2人から韓国語で色々質問を受けました!
「今日本てお盆休みなんでしょ?」「どれくらいお休みなんですか?」などたくさん聞かれて、知っている単語を使って一生懸命説明。今台風が来ているんですよ、と話したらびっくりしていました。
3日目の朝は、ホテル近くのパン屋さんへ。
ここではカフェラテと惣菜パンを注文。
この飲み物、ただのホットカフェラテなんですが、韓国語の発音が難しすぎて伝わるかどうか正直不安でした…。
따뜻한 카페라떼 있어요?
激音と濃音とㄹの激むず発音オンパレード!しかし予想に反してちゃんと通じていたようでカフェでご飯も食べられて大満足です!
この後また朝早くから映画を見に行って、TXT聖地巡礼などして、
帰りの特急列車の切符を買いにソウル駅まで行きました。
明日のチケットが買えるかインフォメーションセンターで韓国語で聞いてみたところ、何時?何人?と超スピードの韓国語で聞かれ、一生懸命「く、9時くらいの列車で1人です。」と返事。あっさりチケットもゲットできましたー。もうここまでできればなんでもできる気持ち。
私が今回の旅で一番心掛けていたことは、どこに行っても誰と会っても「안녕하세요.」と「안녕히 게세요」の挨拶を忘れないということでした。
そんなの当たり前じゃんと思うかもしれませんが、これが外国だと案外尻込みしてしまう。きちんと挨拶をした上で質問したり、会話が始まることってあるんですよね。
今回の旅ではアイドルグループのファン(MOA)の方やそのご家族、店員さんなどたくさんの人に自分から話しかけてみました。勉強した韓国語が通じるかも試したかった。
もちろん私の韓国語はまだ十分ではないですし、どうしてもの時は英語を使いましたが、皆さん一生懸命耳を傾けてくださって、韓国という国がちょっと好きになりました。実は14年前に来た時に、言葉も分からず怖かったり、ちょっとストレートな言い方をする国民性が苦手だなぁと感じることがあったからです。
でも自分が言葉を勉強して触れ合ってみると、優しいし気さくだし、お節介なところがいい!と感じました。(ちょっとフランス人に似ている。)
現在日本と韓国はお互いが行き来しやすい場所ではありますが、いまだデリケートな部分もあり、日本人の自分がどう受け入れられるのかと心配な部分もありました。
しかしそんな心配は必要なかったですね。
今回の旅でもう一つ感じたことは、私という人間が外国に行くといつもオープンであるということです。観光したいというより、たくさんの人と話してみたいという気持ちの方が強く、自分から積極的に話しかけていたと思います。自分がオープンであったからこそ、いろいろな経験ができた旅でもありました。
今読んでいる本の一節です。
私の旅はまさにこんな感じだったのではと振り返っています。
こういうポジティブな部分が自分の強みであり、本来の自分に近いと感じますが、日本にいるとどうしても本来の自分を閉ざさないと生きていけません。
久しぶりの海外旅行で思い出した自分のいい部分をいつも心に留めておきたいなと思いました。
韓国語の勉強もストップしていましたが、もっと上手に話したい!という意欲が湧いてきたのでまた気合いを入れて頑張るつもりです。
それではまた。
アンニョン。
【追記】8月26日、noteから嬉しいお知らせが届きました。