死ぬまでにしたいこと(My Bucket List)
「死ぬまでにしたいこと」というと何だろう?と思われるかもしれない。私には世界中のスパやリトリート施設など癒しの場所巡りをしたいという夢があるが、それ以前にやりたいことがある。
車を運転することだ。
人生も後半戦となったが、今まで車を運転したことがない。ブレーキやアクセルの位置さえわからない。
免許を取るための教習所に通うタイミングを逃した、というのが一番の理由だ。
多くの皆さんは学生時代や社会人になったばかりの頃に教習所に通われた経験があるのではないか。
私は日本での大学時代はバイトに明け暮れていたので、教習所に通うためのお金も時間もなかった。
もう一つの理由としては、車がないと生きていけない環境にいなかったというのがある。
アメリカで住んでいたのが都市部だったこともあり、交通機関は整備されていた。それでも、日本の食品を買うためには郊外の韓国人が経営する食料品店に足を運ぶ必要があり、友人や同僚に頼って、なんとか乗り切った。
人に頼らずに、自由自在に車を走らせるって、どんなに爽快な気分だろうか。
一度でよいから、絶景を見ながら、アメリカの広くまっすぐなハイウェイを走りたい。
という願望が年々大きくなっていく。
「じゃあ、免許とれば?」と言われそうだけれど、仕事がそこそこ忙しいのと、取ったとしても、車を保有しない前提なので、ペーパードライバーまっしぐらなのが目に見えている。そして、若い学生たちに交わり、浮いてしまわないか、と変なプライドもよぎる。高齢者の運転は非常に危険なので、免許を取るならば今がラストチャンスの気もするけど。
このように言い訳をし続けると、永遠に車を運転できないのもわかっている。
あ、でも自動運転車が進化してくれれば、免許も楽に取れるかもしれない!なんて一縷の望みもでてきた。というか、行き先さえ言えば、どこでも連れて行ってくれる車をどなたか開発してくれないかな、と本気で願っている。