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自己評価の低さを分析してみた


私は、自分自身に対する評価がかなり低い。色々な人から、私の経歴を知った上で、「もっと自信持てば?」とよく言われる。

なぜ自信がないのだろう。


分析してみると、三つほど要因が挙げられる、笑。
 
一つ目は、子供のころから常に優秀な姉と比べられていたということ
 
以前、「私の母は教育ママだった?」という記事でも述べたが、母は教育熱心で子供の競争心を煽る人だった。

今となっては、子供の教育を最優先してくれた両親には感謝しかないのだけれど、とりわけ勉強好きというわけでもなかったので、当時はプレッシャーで一杯だった。

自分なりに頑張って良い成績をとっても、もっと上を目指さなければならないという気持ちのほうが強かった

その後、自分の好きなこと(のみ)に対しては、努力をいとわないという習性から、アメリカの大学院を卒業し、希望通りマスコミの世界に入った。

そこで、二つ目の要因につながるのだが、とにかくすごい人たちが多かった

取材先の人は日本でもアメリカでもエリートだらけ。日本の最高学府やアメリカのアイビーリーグを卒業して、第一線で活躍する、ニュースになるような人たちばかりだ。もちろん、記者も同じく、輝かしい学歴を持った人が多かった(とはいえ、学歴と記者としての能力は必ずしも比例するわけではないが)。
 
取材先はともかく、同僚もバイリンガルやインテリが多く、自分の中途半端さを目の当たりにした

そして今、日本の一般企業で働いているのだが、また違った世界にいるような感覚に陥っている。そのため、言い訳に聞こえるかもしれないが、自分の本領を発揮できていない(おそらく周りにもわかってもらえないだろう)。これが自己評価の低い三つ目の要因だ。

自己評価が低いことで良いこともある。


あまりうぬぼれることがないということ
だ。いつも上を見すぎていることから、社内で表彰されたり、ちょっとしたスクープをとっても、自分がすごい、と思ったことは一度たりともない。まあ、ああいうすごい人たちに囲まれて、よく頑張れたな、と思うことはあるけれど。

自分の少し変わった感性を活かして、記者時代は生きていた気がする。 

そして、不思議なことに、自分に自信のない人に多いとされる「自己制御が強く、新しい機会や挑戦を逃してしまう」ということは私に限ってはない。

「私には無理だ、できない」なんて思わないし、ダメ元精神で、チャンスは前からつかむようにしている。 

自分に対して厳しくみるのはいいが、人にも厳しい目でみてしまうのが難点だ。誰かが、何か達成しても、「そのレベルではまだまだでしょ」と内心辛めにみてしまう私。
 
ここは改めないといけない、と反省の日々だ。 

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