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「時は金なり」―あなたは時間を買いますか
暑さは残るが、夏ももうすぐ終わろうとしている。今年もあっという間だ。
多くの人がそう感じるように、年々、時の流れが凄まじく早い。
「時間は誰にでも平等に与えられているのだから、無駄にしないでね」と母からよく言われたものだ。
けど、大人になるにつれ、平等というわけではないことに気づく。
お金さえあれば、掃除や料理などの家事代行を依頼できるし、特急電車を使えば移動時間も短縮できる。つまり、"効率性"を買うことで、より自由な時間を手に入れることは可能だ。
一方、母の言葉も間違ってはいない。どれだけお金があっても、1年365日、1日24時間という時間の枠は超えられないのだ。
ドラえもんの魔法の道具がない限り、そしてファンタジーの世界に住まない限り、現実の世界で既存の時間以上を生み出すことは不可能だ。技術がどれだけ進化しても、人生に与えられた時間は有限という事実は変わらない。
そう考えると、時間に対しては「量より質」というアプローチしかとれなくなり、限られた時間をいかに豊かなものにするかが焦点になる。
そもそも、子供のときは時間が永遠にあるように感じた。
少しうろ覚えだが、ある心理学者によると、子供時代は初めての体験の数が多いため、認知の感覚や感情が高まることで時間がゆっくりと流れるように感じるそうだ。子供のときに待ち遠しかったクリスマスなど何かを待ちわびるという感覚も同様の効果があるとのこと。
逆に言うと、大人でも、新しい体験でワクワクしたり、何かを待ち望むことで、時の流れをもう少しゆったりと楽しめるかもしれない(何か見つけないと、笑)。
だとしても、もし1,000万円で1年という時間が売られていたら、あなたは買いますか? "Time is money, but would you buy it?"