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ボブは最強の女性の最高の髪型⁇
3か月ぶりに髪を切りに行った。ワケあって今回はいつも通っている美容院とは違うところをチョイス。
「一から説明するのは面倒だな」と思いながらも、自分の髪質となりたいイメージを伝える。
そして最後に、
つまり、こうしてください。
スマホに保存していたテイラー・スウィフト(Taylor Swift)の画像を恥ずかしげもなく差し出す。
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美容師さんは心の中で笑っていたかもしれないけど、プロ意識からか、「これだったら手入れも難しくなさそうですね」と真面目に聞いてくれる、笑。
私の髪型は、ここ何年もプロフィールで使っている画像のようなボブだ。
不器用なので、ヘアブローの技術が不要な点が大きいし、単純に「この人カッコいいな」と感じる女性が多いことから、ボブスタイルを選んでいる。
ちなみにテイラー・スウィフトは、2016年頃に、カントリー歌手特有のふわふわのカーリーヘアーからストレートのボブヘアへと大胆に変貌し、その洗練されたイメージが話題となった。
その頃の彼女の姿が強く印象的で、私はその画像をスマホに隠し持つようになった。
日本でもそうだけど、アメリカでも、髪を切るというのは、失恋だったり、仕事初めだったり、何か新しいスタートを切る時の行動パターンとして定着しているらしい。そしてボブスタイルは強い女性の象徴だ、とどこかに書いてあった。
そういえば、2006年のアメリカ映画『プラダを着た悪魔』(The Devil Wears Prada)のモデルと言われている『ヴォーグ』のカリスマ編集長アナ・ウィンター(Anna Wintour)もショートボブがトレードマークだ。彼女はボブに対して並々ならぬ思い入れがあるようで、10代半ばから髪型を変えていないという。
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こちらでいかがでしょう。
美容師が背後から鏡を持ち、私の髪を照らす。ヘアスタイルの最終チェックだ。
うん、テイラー風と言えなくもない、笑。
髪型自体に大きな変化はないけど、テイラー・スウィフトやアナ・ウィンターを思い出しながら、少しだけ気持ちが強くなった自分がいた。