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私は最高の人生アドバイザー?

自分でいうのも何だが、私は極めて良識ある人間だ(と思っている)。

他人様に迷惑をかけないように」というのが両親の口癖だったし、「小さなことでも何かをしてもらったら感謝の念を忘れずに」と言われて育った。

なにより、自分には人情味が溢れている。人の痛みもわかるし、辛そうな人をみたら助けたい。そして、助けてもらったらその恩はずっと忘れない。

自己主張が強いとはいえ、一般的な常識もあるし、空気もある程度読める。

それと、人生の厳しさもそれなりに味わってきた(まだまだ甘いというのもわかっているけど)。

以上の”思い込み”ともとれる特性や経験に基づいて、友達から悩みを打ち明けられると私はいたって冷静かつ的確なアドバイスをする

今の会社だと自分の能力は活かせない。ヘッドハンターから声がかかったから転職しようと思うけど、どう思う?」と聞かれ、

飛びつくのは簡単だけど、『逃げ』の転職だったら考え直した方が良いよ。ステップアップしないとね」とか偉そうに回答する。

あれもこれもとやりたいことに飛びつく友人には、「まず1つのこと、せめて2つまでに絞って、集中すべきだよ」とアドバイス。

恋愛に関してもしかりだ。

相手に条件ばかり連ねている友人に対しては、「金銭的な安定も大事だけど、打算で付き合っても続かないよ」とか、「あの人は(〇〇の理由で)、やめておいた方がいいよ」とか、現実的な観点からお答えする。

様々な悩みに対し、これだけ愛情込めて、AIのように即答してくれる友人なんているだろうか? 

なんて、自負しているけど、自分のことになると、この装置は全く起動しない。

人生の岐路に立たされた時、何かに思い悩んでいる時、いつも自分の直感と感情に委ねて生きてきた。あの時、もう少し冷静に判断していれば、違った人生になっていたかもしれない、と思い起こすこともたまにある(後悔はしてないけど)。

ずっと私の言動を傍目でみてきた友人は「他人のことに関してはまともな意見を出すのにね」と半ばあきれ顔だ。
 
もう怖いものなんて何もない、とか、もっと広い世界で生きていきたいとか強がったり、少し夢見がちな自分が常に存在していて、突然会社を辞めてしまいかねない。
 
そんな時は、友人によく言うひとことを自分に言ってみる。
 
現実をみた方がいいよ」 

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