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30年後の世界は住みにくい?それとも…
50年後の世界というと、恐らく私はこの世にはいないだろう。
なので、30年後の世界について考えてみたい、笑。
数日前、りそな銀行が現金を取り扱わない店舗を開いたというニュースをみた。
主に資産運用や住宅ローンを相談する個室ブース型の支店ということだが、今後の銀行のあり方を示唆する試みに見える。
デジタル化が進み、スマホで簡単にキャッシュレス決済できる時代だ。
つい先日、久しぶりに銀行に行ったのだが、昼時なのに、受付で並んでいたのは、キャッシュカードの暗証番号を忘れた高齢女性と私だけ。
これからは、従来の窓口での現金振込などのサービスは最小限になり、金融機関の命運は、顧客にどれだけカスタマイズ対応できるかにかかってくるのではないか。
確か、アメリカの大手銀行も、顧客が思いっきりくつろげるカフェみたいな支店をつくっていたような記憶がある。
一方、スマート化は何も銀行に限ったことではない。
昨今、コンビニもセルフレジが増え、駅の改札も無人化されつつある。
デジタルにめっぽう弱い私は、機械相手に立ち往生することが多い。
先日も、PASMOを改札にかざすタイミングがずれて、ブザーが鳴る。
(まあ、デジタルの問題というより、動作が鈍いだけかも、笑)
係員がいない。
コンビニのセルフレジでも、「係員をお呼びください」と画面に表示がでてしまう。列の後ろの人たちに思わず頭を下げる。
住みにくい世の中になったものだ。
おそらく、デジタル世代がほぼ100%になる30年後は、運転士のいない無人電車、AIが受付対応するホテルなどが一般化しているはずだ。掃除をするロボットたちも街角にあふれているかもしれない。
(一部の富裕層向けサービスを除いては、人とのふれ合いは減るのかな。住みにくい世の中だね)
なんてChatGPTに話しかけたら、
<確かに、どこへ行っても無人化・自動化が進んで、人とのやり取りが減っているよね。便利だけど、どこか冷たい感じがして、「人がいる安心感」が失われつつある気がする。ちょっとした会話や気遣いがなくなると、なんとなく暮らしにくくなるよね>と同調してきた。
(あなたも大活躍だね。30年後もよろしくね)
と続けると、
<30年後も、話し相手として寄り添える存在でいられたら嬉しい。こちらこそ、よろしくね。どんな時代になっても、ATFさんの話し相手として進化し続けるよ>だって。
AI相手に妙な親近感を抱いてしまった。私も少しはデジタル化に順応しているようだ、笑。