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読みかけ日記第2弾〜「地球、この複雑なる惑星に暮らすこと」(養老孟司 ヤマザキマリ)〜

 前回書いた伊藤亜紗さんの「手の倫理」。一度、最後まで目を通したのだけど、面白かったこと、書きたいことがたくさんありすぎてまとまらないので、先にちょっと浮気してこちらの本を。

 「手の倫理」は本当はどこかの紹介記事で見て興味のあったこちらの本を探しに行った時に、偶然見つけたので、こちらの本にしてみれば「なんであいつの方が先なんだ‼︎」とか言いたい気分だったかもしれませんが。

 こちらもまず最初の「数字で判断できる有用性」が大事だというけれど、その「数字」って本当に正しいのかどうか、真剣に考えたことがあるのかという問いかけにハッとしました。

 「虫の大きさを測ってください。」簡単そうに見えるけれど、そもそもその虫の「大きさ」、測る対象はどこからどこまでなのか。羽と頭と胸の大きさを別々に測ると言われても、その区別に迷うという。

 測ること自体が難しいのに、出てきた数字をなぜそんなに簡単に信用するのか?という問いかけにはハッとしました。

 自分が本当に考えていないから、出てきたものにも真剣に向き合っていない。耳の痛い指摘です。

 実は虫が大の苦手で、蝶々や蛾は写真はもちろんリアルな絵もダメ、印刷物を裏返しても裏に蝶の写真があると思うだけでその紙のちょうど写真がある部分に触れないというくらい苦手なので、本を手に取って昆虫の話題が出てきた時には一回手を離して、もう一度パラパラめくって、少し絵はあるけど、何とか読めそうと確認してから購入した本です。

 いろいろな話題が出てきて面白そうだし、この後もいろいろ考えさせられることが多そうでワクワクしています。

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