コロナ禍での人との距離感
コロナでStayHomeが世界中で定着しつつある。そんな中で、いろいろと考えさせられる出来事があった。コロナ禍ではOnlineでの人との距離の取り方に気を付けなければならない。
コロナ禍で友人とSNSで20年ぶりにつながった。この友人は海外に住んでいて、外国人。大学時代、留学生として日本に来ていて仲良くなった。
ここ数か月、月に1,2回Onlineで毎回2時間程度話すようになった。今まで疎遠だった関係が急に密になった感じだ。私たちは本当に心の中からいろいろなことを本音で話した。
しかし、最近彼女と縁を切ってしまった。
ある日、彼女から連絡が来た。彼女はカラオケが好きであるが、そのことをOnlineで彼女が話しているときに私が嘲笑して感じが悪かったというのだ。私は全くそんな覚えはなく、否定した。と同時に、頭にきてしまったので、彼女とのSNSをすべて切ってしまった。
思いおこしてみれば、彼女は私にSNSのイイね!を要求してきたり、自分が歌ったカラオケを聞くようにURLを送ってきたりして、ついていけないことが多々あった。私は彼女から発信するものに対して疲れていたのだ。
その後、彼女から郵送で贈り物が届いたので、お礼のメールをだした。この贈り物は喧嘩する前に彼女が送ってくれたものだった。すでに彼女とは険悪にはなっていたが、お礼は言いたいと思ったので、彼女に連絡した。
贈り物のお礼とともに、お互い不愉快な思いをするから、しばらく連絡するのをやめよう、また5年後とか10年後とか、お互い気が向いたら連絡すればよいね、と一言添えた。
当たり前であるが、彼女は怒りの連絡を返信してきた。
「私とのSNSをすべてすぐに切って、私をゴミのように扱った、そんな人は信頼できない」と書いてきた。「やり方が幼稚だ」とも。
私はSNSを切ったことに関しては自分でもやりすぎだと思ったし、彼女が指摘したとおり、幼稚だったと思う。彼女の怒りも理解できる。でも私も毎日SNSで自撮りする彼女を見るのに疲れていたし、カラオケとかを自分の個人のメールアドレスに送ってこられるのもちょっと迷惑だったし、彼女と距離をおきたかった。あと、Onlineアプリの使い方などを調べたり、「つながらなかったらどうしよう」と無駄に不安になったことにも疲れた。悩んだが、やはりSNSを切ったのは正解だと思った。
悩んでいた最中思ったことやわかったことは、
・ SNSを切らずに非表示にするする方法がある。今回のような人間関係のトラブルは、SNSを切らずとも回避できる方法がある。
・ 国によって使っているOnlineアプリが違う。日本だとLineで済むけど、海外ではZoomが主流など。ITリテラシーの差で疲れる場合もある。
・ SNSはリアル友達とはつながらないほうがいい。特にSNSにどっぷりな自分の知り合いとは避けるべき。
・ 顔が映っていてもOnlineは対面より誤解が生じやすい。トラブルになったときはメールではなく、すぐに連絡をとるべき。
・ 私はOnlineが好きではない。
今回のように、急に心理的な距離が近くなり、ちょっとしたことがきっかけで超疎遠になるケースもある。学びが多かった。個人的にはOnlineのみでの親しい人との付き合いはしたくない。