『傷つきやすく繊細なあなたに サガンの「孤独の名言集」を』
私が本当に孤独を感じるのは、大勢の友だちに囲まれているときが多いのです
ひとりでいるときよりも、喧騒のなかに身を置いているときのほうが孤独を感じることが多い。そういう人は少なくないでしょう。サガンは少女時代、両親、姉と兄に可愛がられて育ちますが、それでもこんな雨の日の記憶があります。
とくに深刻な事情があるわけではないけれど、私にはどうしても精神的な休養が必要なの
サガンが自分自身の状態を、そのまま伝えていること。精神的休養を求めることに罪悪感をいだいていないこと。パートナーに自由を与えていること。パートナーを案じていること。
なにより「ごめんなさい」という謝罪がないところが美しい。
自分のしていることを恥じていないからです。
私が好きなのは、陽気という形容詞。だって陽気でいることは、一種の礼儀ですから
いつも陽気でいるのは難しいけれど、陽気であろうとする行為は、周囲の人に対する愛情表現のひとつ。それができないときには、なるべく人に会わないでいればいいだけの話です。
人は恋愛においてもふつうの人生においても所有したがりますが、これは恐ろしいことです。他人の幸福を忘れてしまうのですから
所有欲、独占欲は恋愛にもれなくついてくるものですが、やはり相手の幸せを願うならコントロールすべく努力しなければならない感情でしょう。
互いの幸せを願い、愛し愛されている人の表情は美しいものです。