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「澁澤龍彦の書斎」

 彼の書斎は、「オブジェ」と言えると思う。
 赤い絨毯(じゅうたん)を敷き、貴族の館を思わせる。
 鎌倉にひっそりと佇むお屋敷だ。
 お屋敷と言っても小さい。
 一階は、書斎、リビング、秘密の部屋にある書庫、二階は、夫婦のプライヴェートな部分だ。寝室とか。
 今、改めて見ると、わたし自身が齢がいったせいか、子供がいろいろと集めたものを飾った部屋に思える。
 ここから数多くの名作が生まれたのだ。

リビング


書斎


 

澁澤低


澁澤龍彦


 

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