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「太宰治とりんご酒」
「RASHO」:太宰治はハイカラなものが好きで、特に晩年はウィスキーやワイン等の洋酒を好んで飲んでいました。そういった意味でもリンゴ酒に期待はしていたとは思いますが当時のリンゴ酒の味や感想は作品に登場しません。そこで太宰が美味しいと思えるような味にするべく彼が心酔していた芥川龍之介の作品名を引用し、またワイン酵母で仕上げました。
太宰治の作品に出て来るお酒は、焼酎、日本酒、ビール、ウイスキーが多いです。りんご酒というのは意外でした。太宰治とお酒という記事を書き、そこに掲載する「画像」を探している時に、偶然知りました。
美智子夫人が言うのは、太宰治の晩酌は、湯豆腐を食べながら日本酒で五合程度が丁度良かったそうです。それ以上呑むと寝てしまったそうです。
太宰の作品に、文芸批評の会があり、集まった作家、編集者に、日本酒で一升ビンづつ配られたという話があります。
誰誰が、八合飲んだとか書かれています。
酒豪のように太宰は思われがちですが、美智子夫人の言われることを考えるとそうではなかったようです。
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