「最初の選挙でトランプが勝ったわけ」
なぜ、最初の1回目の大統領選の時に、トランプ氏は大統領になれたのか?
アメリカ国民が、アメリカという国に住みながら「夢と希望」が見いだせず、アメリカという国にうんざりしていたからだと思う。
その意識は、中東の当たりで、無差別テロを繰り返したり、これといった目的をはっきりとさせず、戦争に及んでいる若い人たちの意識と重なるところがある。
無差別テロや過激な戦闘行為を繰り返している国の若者たちは、まず、十分な施設の整った家に住めない状態にいる。水が出ないとか食糧不足の地域だ。さらに、彼らは受けたくても十分な教育を与えてくれる施設、教師、学校がない、など問題は深く入り組み複雑化している。
彼らだって同じ人間だ。
将来を考えるであろう。
考えたところで、未来がないのである。
目的や夢がない、未来がない、水、食料がない、教育さえない、そのような環境に封じ込められた結果、無差別テロ、身代金の要求、紛争、内戦、へと混迷を極めている状態が続くばかりだ。
そういう意味でわたしは、アメリカ国民と類似点があるといいたいのだ。
そういうと、アメリカの若者は、きちんとした清潔な住居に両親と住み、水や食料には困っていない。教育だって、十分な教育が受けられる制度があるのだから、違うという人がいるだろう。
ここの点が、トリックなのだ。
両者ともに飢えた犬なのだ。
意外と的を得た単純な答えは、両者にって抱えるフラストレーションは同じであるということだ。
例えば、わたしが生活保護の生活になれば、わたしには、将来、夢、目的がないのだ。それは、日本政府が保証してくれるからだ。
そして、食べては寝て、食べては寝てを繰り返していると、ある時に、わたしは本当に生きているのだろうか? 生きる意味があるのだろうか?
と、フラストレーションを感じ、フラストレーションは普通、攻撃性が強いのだ。
国、文化、民族、宗教、人種が違っても同じ人間でみなあり、感じ方は同じである。
はなしを元に戻すと、最初の選挙で勝ったトランプ氏は、純粋に政治家ではなかった。そこが、アメリカ国民に希望を与え、彼を本当に救世主とみなしたのだ。
トリックであることは確かだが。