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パワハラで100mも走れなくなった自分がキックボクシングの試合に出るまで① ~教育係Sさんとの出会い~
大学を卒業し憧れの会社に入社し、希望に満ち溢れていました。
ただ、一年後に泣きながら上司に休職の旨を伝える自分になることは
その時は知る由もありませんでした、、、
新卒で初めての配属先
私は新卒で某有名なIT企業に入社しました。
期待に満ち入社しいざ研修を終え初の配属先ワクワクしながら、課長に連れられドアを開いたのを覚えています。
無機質ではありましたが、広く掃除が行き届いたオフィスで
ここで何年も仕事をしていくんだと思いながら自分のチームのデスクまで
課長に連れられたのを思い出します。
教育係Sさん
順々に同僚と自己紹介を済まし
私をこれから教育してくれる担当のSさん(以後、教育係Sさん)
に挨拶をしようとしました。
衝撃的な出来事が起きたのは私がSさんに自己紹介をした直後でした。
教育係Sさん「私が教育をしないといけないんですかね??」
びっくりするほど不機嫌な声で彼はそう言いました。
まだ彼の名前も聞いていません。第一声がそれでした。
固まる私
え?社会人ってみんなそんな雰囲気なの??初対面の人に対しても
真正面からズケズケと言っていいの?
左も右もわからない新社会人の私にはこの発言が社会人として正しい発言なのかもわかりませんでした。
そこから始まる私の教育の押し付け合い、ただただ悲惨の一言です。
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教育係Sさん「自分の時は教育係の制度はなかったじゃないですか?
なんで私がしないといけないのか、意味が分かりません。」
課長「いやでも、半年前から決まったことだし、君も承認したよね?」
教育係Sさん「いや、無理ですよ。忙しいですから。
こんなの勝手にしておけばいいんですよ。
もし、教育係をするなら他の方にお願いすればいいんじゃないですか。」
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そして、Sさんは私にギロッと目をやり言いました。
教育係Sさん「あなたも新人として来たんでしょうがここでは、そんなもの通用しませんから。わかりました?」
呆気にとられていた私にSさんはもう一言
教育係Sさん「こんな返事もできないやつは使い物になりますかね?」
そういうと、そのままSさんは自席に戻りました。
ちなみにその日Sさんからの自己紹介はなく
ただただ、文句だけを言われてその日は終わりました。
初対面から、あたかも私がその場にいないかのように
ボロクソに言われ、これが社会人なんだ、バイトとは厳しさが全然違うんだ
と実感していました。
ですが、この時点で気づくべきでした。
びっくりするほど教育係に消極的で思ったことをすべて口にする
自分勝手な教育係Sさん
そして、そのような言動を言っているSさんを見ても
さも当たり前かのようにしている同僚や課長
これからが本当の地獄の始まりでした。