データビジネスの熱気を分かち合う。コミュニティイベント「DATA COMMUNITY DAY #02」開催レポート
こんにちは、日本データ取引所です。私たちは2024年10月16日、東京・丸の内にて、データマーケットプレイス「JDEX」のコミュニティイベント「DATA COMMUNITY DAY #02」を開催しました。
開催2回目となる今回は、「DXは、泥(D)臭(X)い。」がテーマ。DXやデータ利活用は一見華々しい言葉ですが、その実現には地道な下準備や細かい調整など、数々の「泥臭い」取り組みが不可欠です。このテーマのもと、60名を超える会員の皆様にご参加いただき、各業界の実務者から現場での苦労や工夫、そしてその先にある成功の糸口まで、率直な経験が共有される場となりました。この記事では、イベントの様子をお届けします。
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最先端のトレンド&現場の声から探るデータビジネスの未来
第1部は、当社パートナーであるDawex Systems社co-CEOのFabrice Tocco氏とSenior Vice President Data Policy & GovernanceのDidier Navez氏による、データ流通の国際動向についての講演から始まりました。
事例に基づいた具体的な解説とDawex社の専門的知見により、海外のデータ流通事情と世界的なトレンドについて深い洞察を得られる講演でした。
続いて、東京大学大学院の早矢仕晃章氏より、データエコシステムに関する最新の研究知見についてご講演いただきました。国内企業との共同研究や国際的な研究動向などについて、学術的な視点から貴重な知見が提供されました。
続く実務者によるパネルディスカッション「DXはお題目? それだけでは浸透しない現場の実情」では、まさに「泥臭い」現場の実態に焦点を当てました。
沖電気工業株式会社の奥谷大介氏、当社データサイエンティストの宗原卓海が登壇し、データ利活用の初手として有効な手法、DXを現場に浸透させるためのコミュニケーションプロセスなど、DXプロジェクトにおける具体的な課題と解決に向けた取り組みについて、率直な議論が交わされました。
「JDEX」を活用したデータビジネスの実践事例
第2部では、データマーケットプレイス「JDEX」にデータ製品を掲載している企業5社様(株式会社フロッグ、ティーペック株式会社、株式会社サイキンソー、アダプティブ株式会社、東芝データ株式会社)より、各社の提供データをご紹介いただきました。
データの内容やそのユースケースはもちろん、収集から品質管理、提供までに直面した課題と、その克服の「泥臭い」プロセスも共有。参加者からは「具体的な話を聞くことで、他社データの活用イメージが掴めた」との声が寄せられました。
続くパネルディスカッション「データ取引経験者による語り場(Bar)」では、株式会社エム・データの上田雅司氏、TVS REGZA株式会社の高木周氏をお招きし、当社COOの延川裕樹がモデレーターを務めました。
データ製品の顧客層や提供データの仕様策定プロセスなど、データ取引の実務について、経験者ならではの具体的な知見が共有されました。さらに、データ提供者それぞれの市場での立ち位置によって、最適な取り組み方が異なることも浮き彫りになりました。
データビジネスの共創を目指すコミュニティへ
イベント後半の交流会では、参加者の皆様同士で活発な情報交換が行われ、データビジネスを推進する実務者間でのネットワーク形成が進みました。参加者アンケートでは、「様々な企業の事例を通じて多面的にデータ利活用を理解できた」「データビジネスを模索している企業同士で深い交流がはかれた」といった前向きな声を多数いただきました。
今回のDATA COMMUNITY DAYでは、第1回よりもさらにデータビジネス・データ取引への関心が高まっていることを実感できました。理想論だけでなく現場の実態に即した議論ができたことで、より実践的なコミュニティとしての一歩を踏み出せたと考えています。
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データマーケットプレイス「JDEX」はデータビジネスの共創と発展を目指すプラットフォームとして、今後もコミュニティの活性化に注力してまいります。
運営チームでは、マーケットプレイスの機能向上のみならず、会員の皆様が「ここでしか得られない価値」を実感できるコミュニティづくりに取り組み続けます。データビジネスやデータマネタイゼーションにご関心のある方は、ぜひJDEXに登録して、私たちのコミュニティにご参加ください!
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