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マスクとカラーマーケティング

先日、非常勤講師を務める短大で”カラーマーケティング””とは何か、という講義をしました。

「カラーマーケティングとは?その必要性について」

コロナ蔓延により、数か月前、マスク不足で日本中パニックになりました。需要はあるのに供給が出来ない場合は、必要最低限、基本的なごくごくシンプルなマスクで消費者は満足します。でも、現在マスクは広く行き渡り、供給過多とも言える状態です。そして、マスクは一気に生活必需品に駆け上がって行きました。そうなると、市場での競争が始まります。色、形、クオリティなど、様々な要望が次々と出て、より良いもの、自分だけのもの、TPOにあったもの、季節感等々・・・・。

商品の差別化の第一歩、ファーストアプローチは「色」です。なぜなら、人間の視覚機能がそうさせるからです。人間の視覚はモノを見た際、    色➡形➡素材という経路で認識していきます。これには個人差はありません。

ですから、これから先、売れるマスクを作って行くのであれば、単なるマーケティングに留まらず、どの色がどんな層にヒットするのかという、カラーマーケティングが必須となってきます。

商品が市場の出初めの頃は、その新鮮さでヒットしますが、そのもののカテゴリーが成熟し始めると消費者側の要望が増えて来ます。もちろん価格も重要ですが、それだけでない拘りやトレンド性、ターゲット層による需要の違いなど様々です。

今後生活必需品となるマスクにおいては、マーケティングにプラス、カラーマーケティングの要素を含め、商品開発していく必要があると思います。

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