JAL争議財政 真相究明

私達はJAL解雇争議を12年間闘い、2022年7月に労使関係の正常化と2年間の就労で会…

JAL争議財政 真相究明

私達はJAL解雇争議を12年間闘い、2022年7月に労使関係の正常化と2年間の就労で会社と合意し争議を終結した客乗元原告団員です。同年10月の原告団解散時に原告団財産の清算方法を決定しましたが、争議継続者がほぼ全ての財産を占有し、話し合いも進まないため止むを得ず提訴に至りました。

最近の記事

この裁判に対する思い

2年前の天王洲での和解調印式を鮮明に思い出すことができます。 会社側からの謝罪に誠意を感じとることができ、やっと終わったと会場で呟きました。 調印式のあと、私達と会社側とほんの少し挨拶を交わす流れになった時、会社役員の方が私の前で、Oさん息子さんはお元気ですか?当時はあなた達に本当に申し訳ないことをしました、と深く頭を下げて下さいました。こんな日が来るなんて、と今でも昨日のことのように思い出します。 その後家族での渡韓が決まり、業務委託がスタートしました。日本に高齢の母を

    • 弁論準備手続報告

      JAL争議の原告団財産清算請求裁判の4回目は、去る9月5日、弁論準備手続の期日として法廷ではなく13階の書記官室で行われました。傍聴を打診しましたが、会議室が小さいこともあり、2名のみの傍聴が許されました。 ほとんどの方が傍聴が叶わない状況のなか、元客乗原告団メンバーも含めた20名の方々が東京地裁に駆けつけて下さいました。ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。 当弁論準備手続では未だ入口ともいえる法的面での確認が行われ、協議は30分間で終了しました。 次回も同

      • 財政裁判に寄せて

         今年の2月に提訴した当裁判ですが、発端となった原告団の財産の清算が出来ない事態が発覚してから、すでにまる2年になろうとしています。  理不尽な整理解雇を受け10年を超えて共に運動して来た仲間を相手に、この様な事態に至ってしまったことは、本当に悲しいですし、とてもとても情けない思いです。  それでも原告団の財産のほとんどは、ご支援をして下さって来た多くの方々からのいわば「浄財」ですので、争議を解決するまでの間も支援者の方々への財政報告をすべきだったのにできずに来た上に、解決し

        • 第3回口頭弁論報告 

          7月26日にJAL争議財政問題裁判(原告団財産清算請求事件)についての第3回目 口頭弁論が行われましたので、ご報告させていただきます。 当日は、支援者の方10名、CCU原告組合員14名の傍聴支援のご参加を頂きました。  ご参加いただきました皆さま、酷暑の下、またご多忙の中、ありがとうございました。 なお被告側からの参加は代理人の弁護士2名のみで、被告代表者はこれまでと同様、欠席でした。 法廷では原告側が提出した準備書面の内容についての確認が行われました。8月末までに確認点

        この裁判に対する思い

          JAL争議財政問題裁判

          次回裁判 7月26日 の開始時間の訂正をお知らせ致します。 前回6月22日発信文書の中で 13:00 とお伝えしておりました。 正しくは 7月26日(金)13:30 東京地裁521号 皆様の傍聴参加をお待ちしております。  

          JAL争議財政問題裁判

          JAL争議財政問題裁判

          第2回口頭弁論報告 6 月 14 日に JAL 争議財政問題裁判(原告団財産清算請求事件)についての第 2 回口頭弁論が行われましたので、ご報告させていただきます。 当日は、支援者の方が 12 名、CCU 原告組合員が 14 名で傍聴席が 20 席のところ 26 名の方にご参加いただきました。ご参加いただきました皆さま、お忙しい中ありがとうございました。また、被告側からの参加は代理人の弁護士 2 名で被告代表者は前回同様欠席でした。 1.第1回口頭弁論(4 月 12 日)

          JAL争議財政問題裁判

          JAL争議財政問題裁判 第1回期日の報告

          4月12日 傍聴者で埋まった法廷、被告側は欠席 JAL争議の財政問題で注目されている裁判は、20人の傍聴者が見守るなか、被告側は空席のまま代理人及び被告とも欠席で開廷されました。 筈井裁判官から訴状、証拠等についての確認があり、4月5日付で出された被告側答弁書は「追って主張する」というものでした。次回日程も別途調整となり、第一回口頭弁論はわずか10分で閉廷となりました。29名の参加者のうち、9名が傍聴できませんでした。傍聴参加の方から「関心の高い裁判であり次回は大きい法廷

          JAL争議財政問題裁判 第1回期日の報告

          JAL争議財政問題裁判 第1回期日のお知らせ

          みなさま、いよいよJAL争議財政問題裁判がはじまります。これから、私たちの真実を伝えるために頑張りたいと思います。ぜひ、傍聴支援をよろしくお願いします。 第1回期日 詳細 日時:2024年4月12日(金)13時20分 場所:東京地裁521号法廷 期日終了後は、その場で簡単な報告会を行います。ぜひ、ご参加ください。

          JAL争議財政問題裁判 第1回期日のお知らせ

          JAL争議財政問題の訴状の骨子

          みなさま、JAL争議財政問題の裁判のポイントについて、以下、整理しています。どうか、この裁判に注目いただき、ご支援いただきたいです。 提訴のきっかけについては、以下のブログをお読みください。   原告 内田妙子(JAL不当解雇撤回裁判客乗原告団団長) 被告 JAL不当解雇撤回争議団代表     JAL被解雇者労働組合代表   1.JAL不当解雇撤回裁判客乗原告団(以下、客乗原告団)は、2010年12月31日の日本航空の整理解雇事件(地位確認等請求事件)の解決合意(202

          JAL争議財政問題の訴状の骨子

          JAL争議財政の正常化を求めた民事訴訟の提訴にあたって

          私たちの整理解雇事件は、最高裁でも上告棄却・上告不受理(2015年2月4日、5日)で敗訴が確定し、司法による救済の道は閉ざされましたが、その後も両原告団は争議を継続して全国のご支援と日本航空キャビンクルーユニオン(以下CCU)、日本航空乗員組合(以下JFU)の強力なバックアップを受け、職場復帰と労使関係の正常化を柱とした4要求の実現を目指し全力で活動してきました。 しかし、2021年に闘い方や要求などの違いが生まれ、パイロット3名によるJAL被解雇者労働組合(以下JHU)の

          JAL争議財政の正常化を求めた民事訴訟の提訴にあたって