見出し画像

【紅白記事合戦2024】生牡蠣と白ワイン、そしてイカ塩辛と赤ワイン

 牡蠣にね? ハマッていたことがあるんですよ。

 焼きだの、蒸しだのじゃない。
 生っスよ生。生牡蠣。

 だってね? ビールもハムも、キャラメルもそうでしょう。なんでも生が一番良いわけですわ。あえてね、この瀬石、ひとつ外しましたけれども。そのあたりは賢明な読者の皆様はお分かりのわけですわ。ええ。

 ところがね? ほら、もう眉をひそめているじゃないですかー。
 そうそう。生牡蠣っていうのは、バクチなんですわバクチ。
 当たったが最後、二度と食べたくなくなるっちゅう話はありますわな。それがまた、生牡蠣の味わいの一部なんでしょうな。

 そんなわけで、一時期オイスターバーによく行ったんですわ。
 やっぱり、牡蠣の産地、銘柄を指定して食べられるお店がいい。
 なんだか知ったふうな顔をして、生牡蠣を白ワインで行くのは至高の贅沢ですね。
 牡蠣もワインもねー、安くないんスよ。決して。
 しかも、生牡蠣のリスクつき。高いお金を払って、リスクまでついてくるという贅沢!(←変態)

 しかも、同時期にワインにもハマッていたんですね。
 多くの人が御存知だと思うんですけど、牡蠣には白ワインが合うっちゅう話じゃないですか。牡蠣にはシャブリだとか言ってね。え? 昭和の感覚? うるせえ、Z世代は韓国アイドルでも観てろ。

 いや、生牡蠣をシャブリでやるのは最高でさあ。
 でもね? 白がここまで美味いんだ。
 そうなりゃ、当然、気になるじゃないですか。
 赤でやったらどうなるんだってね!

 結論から言いますよ。最低。最悪。

『マリアージュ』って言葉があるじゃないですか。食べ物とか飲み物がね、お互いを引き立てるっていう意味で使うわけですよね。
 真逆。『マリアージュ』の真逆。『離婚』。

 もうね、引き立つ引き立つ。お互いの悪さが。
 牡蠣は生臭いし、赤は渋いし。
 本当、昔から自分で失敗しないと納得しないタイプなんですよ。そうして、この身をもって理解したわけです。
 こればっかりはね、この機会に全世界に知らしめたいですね。生牡蠣に赤ワインは合わないぞってね。知ってるって? ですわな! HAHAHA!

 でもね? ついでだから言っておきたい。
 イカの塩辛ってあるでしょ。あれを赤ワインでやってみてくださいよ。

『離婚』。

 たぶんね、『離婚』の意味を、余すところなく理解できると思うんですよ。イカの塩辛×赤ワインはね、至高の『離婚』。

 おまけに言うと、しらたきでペペロンチーノは決して作ってはいけない。
 決して。ダメ、ゼッタイ。

 ふふふ。これで、イカの塩辛×赤ワインをやってみたり、しらたきペペロンチーノを作ってみる人がいたら面白れぇなあ。

 いや、その人をこそ、真の友としたい。


 紅白記事合戦2024への参加記事です

#紅白記事合戦2024
#白のエッセイ

いいなと思ったら応援しよう!