メロトロンの音が聞きたくてたまらなくなる時がある②
①の続き。
私の中でメロトロンと言えばこのバンド、その2
Anekdoten(アネクドテン)
まずはこの曲、個人的に究極のメロトロン洪水曲である
Sad Rain
初めて聞いた時の衝撃が忘れられない。
5:25あたりの「ぶわぁあああーーじゃぁぁーん」がもう・・・
私がメロトロンという楽器に注目するようになったのは、この曲の影響がかなり大きい。
しかもこの曲、1st アルバムの日本盤ボーナストラックだった、という。
個人的にどうしてもメロトロンに注目が向いてしまうのだが、このバンドのヘヴィーでひんやりとした暗鬱でテクニカルな音が、とにかく大好きなのだ。
特に4thアルバムが良い。
全編、下の画像に貼られているアルバムジャケットのイメージそのものの曲が並んでいる。
その中の3曲を挙げておく。メロトロンが泣き叫びまくっている。
Monolith
Ricochet
Gravity
あと、イントロが死ぬほどカッコいいこの曲も挙げておく。
もはやメロトロンがサビを歌っている感じだ。
The Great Unknown
そろそろ新作を出して欲しい・・・
そろそろ次にいく。
メロトロンを早くから取り入れていたバンド、
The Zombies / Hung Up On A Dream
この曲、全編にメロトロンが鳴っているが、いい意味で目立つことなく曲の雰囲気を作り上げている。控え目メロトロン。
Al Kooper / Going Quietly Mad
同じく、控え目メロトロン。本当に、ええ曲や・・・
Pavlov's Dog / Julia
美しいバラード。ボーカルの癖が強いが、それがまたいい。
ボーカル癖強といえば、このバンドもメロトロンを効果的に使っている。
Cathedral / Carnival Bizarre
2:33ぐらいから現れる。鳴っているのは30秒ぐらいなのだが、存在感が強烈だ。それにしても、このバンドのグルーヴ、いつ聴いても良いわ・・・
ほぼメロトロンとギターのインスト曲、
Cathedral / The Guessing Game
なんというか、呪術的な曲だ。
GRANADA / Hablo de una tierra
スパニッシュ・ギターとメロトロンがひたすら美しい・・・
Kestrel / August Carol
ポップな良メロディーの曲かと思ったら、3:32あたりから突然静かになり、3:55から怒涛のメロトロン洪水が出現する。そして最後のギターソロが感動的・・・
Sebastian Hardie / Four Moments Pt.2 - Dawn Of Our Sun
叙情が溢れ出ている曲。前半のフルートの音もメロトロンが出している。
この"Four Moments"というアルバム、全編抒情にあふれている。特に、5曲目のRosannaにおけるギターの旋律は感動的だ。
Barclay James Harvest / The Poet ~ After the Day
この2曲は「2つで1つ」なので、2曲を連続している動画を選んだ。
なんというか、メロディーといい、アンサンブルといい、展開といい、「劇的」としか言いようがない曲だ。
とりあえずこれぐらいで・・・
ところで、70年代のイタリアン・プログレッシブロックバンドにはメロトロンを効果的に使うバンドが数多くいた。
個人的にこの「イタリアンプログレ」というのが結構好きなので、メロトロンの有無に関わらず取り上げたいと思っている。それはまた次の機会に。