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「発信できないこと」=「死んでいる」ワケではない

現実的なことが苦手なアーテイスト脳

私はマルチタスクが苦手だ。

そして、どちらかと言うとアーテイストタイプの脳なので、ある程度構想を練り上げてから、結果的に一つのことに思い切り集中して作品を作ると言う不器用なタイプだ。

そうなると、今流行りの「時短」「サクッ」「コンスタント」に何かを発信するって言うやり方は、そんなに自分にとってはスイスイと気軽にできる表現方法ではないなと思ったりもする。

(そもそもみんなが大好きなTiktokとかだって、見る側からしたら「サクッ」と隙間時間に見れる!みたいなありがたいものなのかもしれないけど、短時間にうまくまとめるには、それなりの編集やサムネ作りなんかの背後の技術は必要なはずだ。そこら辺をキチンと抑えてこそ、結果的に動画もバズりやすくなるって言う事なんだと思う。ここら辺がアーテイスト脳のどうしようもないこだわりの部分て言う事になるんだけど。。)

そして、端的に言えば「コンスタント」にって言うのが「コンセプト」以上に義務化された状態が苦手なのだ。

とはいえ、毎日コンセプトがちゃんとしたものを発信し続けるには、それなりの「体力」と言う身体的なエネルギーも必要だ。
(その部分は、心身ともにヘタレな私にとっては本当にむづかしい課題でもある。)

ものを書くことは本当はラブレターのようなもの

でもそれって、ビジネスをきちんと「お金」につなげていきたい人たちからしたら、「そんなん当たり前やないか!こいつ何言ってんねん!アホちゃうか!」みたいなことになってしまうのは重々承知している。
(そのためにChat GPT使えよ!って声も今なら聞こえて来なくもないんだけど。。)

ただ、何かを書くにあたって大事ではないかと思うのは、やはり日々の経験をちゃんと堪能すること、感じることの方ではないかと私は思っているだけの話なのだ。

おそらく、noteやブログを書いている人たちの中には、フォロワー数獲得を目指していたり、ビジネス目的で、サクッと毎日発信しているみたいな人たちも何割かはいるだろう。それはそれで有効利用すればいいと私は思う。

でも、物を書くことを一つの作品、もしくはラブレターのように本当に大切にしている人たちは、この辺りの感覚故に、きっと無理やり毎日発信とかはしていないだろうし、できていない人も少なからずいるのではないかとも想像する。

「オンタイム」のエネルギーの重要さ

だから、このところ、私にしては比較的連続してnote記事を出しているのだって、実は過去に書きたいことがあったのを書きだめして、どうしても時間がなくてちゃんと仕上げられず、下書きホルダーに眠っていたものをまとめ直しているものばかりだ。

でも、本当の本当を言うと、こんなやり方は嫌だ。

なぜなら、私は日本とは違った環境で生活している+ガチHSP体質のせいか、日々感じることがそれなりにあるので、実際のところ書きたいことも沢山あったりする。だけど、正直言って、そこに全ての時間とエネルギーを割けるだけの余裕が今はない。

だから、そういう想いやら気持ち、感じたことを本当ならば「オンタイム」で伝えたい。そして、旬のエネルギーっていうものも大事だと感じたりすることも少なくないからだ。

その意味だけで言うと、毎日発信には決して意味はなくはないと思う。

だけど、不器用な私の場合は、一点集中型の性格なので、そこだけに頭を持っていくと、それに時間もエネルギーも使いすぎて、本当に他のしなければいけないこと、(例えば日英両方の言語での事務的なタスクや法律的なタスクなど)が全くできなくなってしまう。。

その意味では、noteさんの場合は、つぶやきの存在はとてもありがたい。

ただ、140文字にちゃんと上手くまとめるのってそれなりに技術が必要で大変だったりするんだけど、「オンタイム」で書かれたもののエネルギーを伝えるには最もいいやり方だとは思っている。(これはXとかでもある意味同じだろう。)

発信のためには自分と本気で向き合う時間が何よりも大切

そんなわけで、「発信できない」=「死んでいる」のではないってことに対して、個人的にヘタレな私を例にとって壮大な言い訳をしてしまってすいません。(汗)

ただ、やっぱり発信するためには、愚直に自分と向き合う時間みたいなものが、実のところは一番大事ではないかと思っている。

そういうのって、お手軽にいろんなことを「時短」で終わらせたい、「目立ってなんぼ」な今の風潮からしたら、完全に逆行して見えるかもしれない。

でも、そこに立ち返る時間を持つことで、たとえ毎日発信できていなくても、その人は確実に「生きている」だろうし、そして「発信されるべき多くの言葉たちや想い」がその無言の時間の中に確実に眠っているのは間違いない。








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