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片耳難聴になった話 17「障害手当金:診断書をかいてもらうこと」

元看護師の私見ですが、
こういった制度のことを知らない医師はものすごく多いです。看護師でも、医師も学生の時にはそんなこと習わないですから…。いかに,制度について単刀直入につたえ、自分がその制度の対象になるのではないかと気持ちを訴え、なるべく審査に通るように書いていただくには工夫が必要です。
特に大学病院などは、文書窓口事務が間に入り、忙しい医師を捕まえて書いてもらうという事はとても大変なことです。

余談ですが、
この制度でなくても例えば指定難病医療費助成申請などでも、申請には医師の診断書が必要で、自治体に申請後、認定されてから申請時にさかのぼって医療費の助成が発生するのですが、医師の診断書が遅いばかりに、いちばん医療費がかかる大変なときには助成の対象外だったなんてことがザラにあるんです。

年金事務所で書類をもらった日の夕方に補聴器外来の予約をしていたので、
そのままその書類をもってかかりつけ耳鼻科に行く。
必要な部分にマーカーをいれて、先生(神)の見解をきいてみた。
「どれどれ・・・うん?あてはまるんじゃないか???
こういうのはやってみないとわからない。やるべきですよ」
やっぱり神なお返事。
この申請のために必要な検査として(聴力検査と音声言語の聞き取りの検査)を1か月後の受診日に行う予定なった。
その間に、大学病院への診断書作成を依頼しなければ・・・・

大学病院での証明書はこの障害の初診の診断。トラブルがあるとさらに時間を要するので翌日お願いしに行きました。
窓口で事務の方に説明して、付箋もいっぱい貼ったけれど、付箋は返されてしまいました。
出来上がりまでに3週間を要します。
ちゃんと書いてもらえるか、不安だけどとにかく待つしかない。

ここまでの流れだけでも、制度のわかりにくさと、書類集めの困難さが生じる。障害が重ければ本人にとっては大変な作業だし、心が折れそうになる。そして、この制度、自分で調べなければ、誰も教えてくれません。
自分が今まで納めてきたたくさんの保険料、こういう時にちゃんと受け取る権利があるのではないか・・・?
(つづく)



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