無題

たしかに其処に自分は存在しているのに、
目の前にまるで自分がいないかのように感じる。

俺はスクリーンのこっち側にいて、
目の前の世界はスクリーンの中のような感覚。

俺の目の前で俺を介在せずに動いて進んでいく世界。
自分は此処にいるよ!必死に叫んでも声は届いていて、実は届いていない。目の前はスクリーンの中で、俺はこっち側。隔てられた世界を私は決して乗り越えられません。

これが私の孤独感の基礎、それがうん十年積み重なり、斜に構えた捻くれ者の傍観者気取りの私が生まれました。

誰にわかって欲しいとは言わないくせに、見透かして欲しいと願う私に俺自身うんざりしてるよ。

でも俺自身自分をどうにも出来ない。理解できなくなりつつある。


でも本当はごく単純な気もしている。

私は明日も笑顔を絶やさず楽しく生きています。
本当は俺を見透かして欲しい。

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