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Medusa メドゥーサ
ペルセウスに鏡を使われて退治されてしまう有名な女神様ですね。
あの有名な髪の毛が蛇で目を合わせたものが石になる化け物は・・・実は人様の神殿で海神ポセイドンと♡やっちゃって、神殿の持ち主であったアテナから大変な怒りを買い、皆様がよく知るあの姿に変えられたそうです・・・
うーん、何やってんのさ。笑
その前はとっても美しい少女だったそうですよ。
ガイアとポントス(海)の間に生まれたケトとポルキュス。この二人の間に生まれた一人がメドゥーサ。
ゴルゴン三姉妹の末娘であり、上二人が恐ろしい姿で不死なのに対し、メドゥーサは美貌を持ち、いつか死ぬ運命にあったそうですよ。
ギリシャ神話って頻繁に近親相姦(人間の言葉で言えばですが)だったり、美貌と醜悪が極端だったり、しょうもないやらかしとそれに対する報復が容赦なかったり…てのが結構多くて。(笑)
私は人間なので読んでるとちょっと「おいおい神様・・・」とか思っちゃいます(笑)
さてさて、前置きが長くなってしまいましたが本日もタイ王国の撮影遠征です。
本日もお越し頂きまして誠に有難うございます^^
オオアオムチヘビ Ahaetulla prasina
しょっぱなは東北部で撮影したこちらの蛇。
日本では見られない属ですね。樹上生でヤモリやトカゲ、中には水面に張り出した枝から魚を狙って食べたりもするとか・・・
「ムチ」ヘビというだけあって、細長い体を実に巧みに使ってするすると茂みを進んでいきます。
結構個体数見かけました。緑、黄色、中には灰色で頭だけ黄色とか。カラーバリエーションが実に豊富で目が楽しかったです♬
シロクチアオハブ Trimeresurus albolabris
こちらはバンコク近郊でいつも泊まる宿の周りで見かけた個体。
目が覚めるようなこの青々とした煌めきは東南アジアならではですね〜。
眼福眼福。
あ、一応この種は毒蛇です・・・って、名前にハブが入るから大丈夫かな笑
かなり大人しく、滅多に咬んできませんでしたが、擬態能力は割と高いので歩くときは注意が必要です。
まぁ、沖縄で言えば樹上にいるヒメハブって感じかな。
Large eyed pit viper "Trimeresurus macrops"
先程のシロクチアオハブとは属が同じ…近い親戚さんですね。
こっちの方がアオハブやんけ・・・とか思いましたが特徴は英名にある通り、大きな目だそうです。笑
この種も割と数が多く、一晩に複数匹と出会えました。
中でも体色が綺麗だった子を撮影。
ヘリグロヒキガエル Duttaphrynus melanostictus
もうこのカエルとアジアジムグリガエルはめちゃめちゃな数いました。
茂み入ってカエルが飛んだらその2種どちらか・・と言っても過言では無い気がします笑
この個体は小さいですが、小さめのソフトボールくらいの個体も見かけました。さすがはヒキガエル、大きくなりますねぇ。
シロクチアオハブ Trimeresurus albolabris
芭蕉の茎をニョロニョロ。
撮影しようと近づいた私に気づき、すかさず威嚇ポーズ!
この作品は友人が編纂したアメリカの爬虫類雑誌の表紙を飾りました^^
この年に撮影した何点かの作品はその雑誌でも使われております。
詳細はHPをご参照ください→「jararaca.pictures」
「夕涼みの芭蕉の葉、立ち眩みがするような湿気の中。」ってタイトルですが長いのでHPに載っける時は無題で投げておこうかと思います。
聖書やギリシャ神話、古事記や各地の伝統・・・蛇は多くの国の人たちの死生観に多大な影響を与えてきました。
陸上の脊椎動物では珍しい、「その多くが手足が生えて無い」という特徴。(足の痕跡器官があったりする種もいますが!)
脱皮して新しい体になったり、猛毒や体躯で多くの人間を怯えさせたり。
昔の信仰・・・までとは言いませんが、ひと味変わった生き物である蛇たちの尊厳がもう一度、もっと多くの人々に畏怖される世の中になりますように🐍
それでは皆様、良い週末をお過ごしくだしさい。
ご機嫌よう。
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